『アンチヒーロー』、“視聴者参戦スタイル”が反響 「作り手の本気感じる」夢中になる人続出
日曜劇場『アンチヒーロー』に夢中になる人が続出している。多くの人を惹きつけるのには、「3つの理由」があって…。
「殺人犯へ、あなたを無罪にして差し上げます」──。放送中の日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)が回を重ねるに連れて、夢中になる人が続出している。
なぜ、これほど多くの人を魅了するのか、取材してみると…。
【関連記事】長谷川博己の『アンチヒーロー』、12年前の弁護士ドラマが再注目 「堺雅人と対決してほしい」
■「作り手の本気が伝わる」夢中になる人続出
『アンチヒーロー』は司法組織を舞台にしたオリジナル作品。長谷川博己演じる主人公・明墨正樹が、犯罪者である証拠が揃っている人物でも無罪を勝ち取ることにこだわる姿を描いている。
彼は検察側の証人がつらい過去を持っていることを大勢の人の前で暴露したり、ある事件を担当する弁護士の弱みを握って弁護人の座を奪い取るなど、目的のためなら手段を選ばない。冷たい笑みを浮かべる長谷川のダークな演技が好評だ。
ネット上でも、「アンチヒーロー絶対今期いちばん面白い」「作り手の本気が伝わってくる」「見始めると止められなくなります」「これから先の展開が読めなすぎ」など、夢中になる人の声が多数見受けられる。
■魅力的な登場人物
なぜ、これほど視聴者を魅了するのだろうか。ある制作会社関係者は、登場人物が理由の一つではないかと推察する。
「手段を選ばない明墨、彼に対立する正義感の強い青年・赤峰柊斗(北村匠海)、ポーカーフェイスでミステリアスな紫ノ宮飛鳥(堀田真由)など、一人一人のキャラクターがはっきり描かれています。登場人物たちの過去がしっかり掘り下げられ、よりストーリーに興味を抱く作りになっていると思います」(制作会社関係者)。
一見、脇役に思える人物にもつらい過去があり、思わず感情移入してしまうのかもしれない。