阪神タイガースの現状に下柳剛氏が警鐘 「このままだと降下していく」
現在セ・リーグ単独首位の阪神タイガース。下柳剛氏は、「打撃陣の復調がないと、このままでは下降する」と警鐘を鳴らす。
■阪神の現状を下柳氏が分析
セントラル・リーグで首位に立っている阪神について下柳氏は「阪神、単独首位。 去年もダントツで優勝しましたが、去年よりも現在好成績を残しております」とコメント。
続けて「本当にリリーフピッチャーはよくがんばっていると思います。打線があんまり3・4・5・の打率がめちゃめちゃ 低くて。 森下（翔太）くんは打点、ホームランがリーグ2位かな。がんばっているんだけど」とリリーフピッチャーを称賛する。
そして「今、調子よく勝っているあいだに調子を戻してくれないと、交流戦が始まったら、パリーグはパワフルな打撃をするチームが多いから、失点も少し増えるやろうし」と指摘した。
■木浪聖也選手の不調を指摘
さらに下柳氏は「みんなの調子が上がってくるのを待つ。去年の得点だったり、タイムリーを打ったりしてる木浪くんもあんまり調子が良くないから」と木浪聖也選手の不調を指摘。
続けて「大山（悠輔）くん、佐藤（輝明）くん、木浪っていうのが、早い段階で調子を戻してくれたら、交流戦も楽しい時期になるんじゃないでしょうか。 去年も交流戦は負け越してるんで。なんとか勝ち越せるように」とコメントした。
■連覇に向けた不安点は？
下柳氏はその後も投手陣を称賛し、調子の出ていない佐藤輝明選手ら打撃陣について持論を展開。
スタッフから連覇に向けた「不安点」を質問されると「クリーンナップがかんばしくないのと、木浪くんの調子が上がってこないのと。去年の今ごろは、バカバカ打っていたからね。 調子が上がるのを待つしかない」と語る。
さらに「投手陣がほんとこれだけ踏ん張ってるあいだに、打撃陣の復活を願わないと。このままだと降下していくから。ナンボピッチャーが良いと言っても、もうちょっと点を取らないと、登板過多になってしまうから」と指摘。
続けて「ピッチャーが後半まで持つかどうかわからんって形になったら困るから、余裕を持って回せるように、野手陣もがんばってやってください。打ってください」とコメントした。
■昨年の交流戦は負け越し
開幕直後最下位に低迷にしたこともあった阪神だが、4月中旬に調子を取り戻し、現在は首位をキープしている。
昨年、阪神は交流戦を7勝10敗と負け越し、直後のリーグ戦で横浜DeNAベイスターズに一時首位を奪われた。交流戦の成績が、連覇の鍵になるかもしれない。
