佐藤輝明は「調子の波を小さくしてほしい」田尾安志氏が苦言 三振が多い理由も分析
23日の試合で3三振を喫した阪神タイガース・佐藤輝明。田尾安志氏は打撃に苦言を呈し、三振が多い理由を解説した。
■23日の試合を振り返り
1対1の引き分けに終わった23日の横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース戦を振り返った今回の動画。
田尾氏はこの試合で阪神打線が13三振したことに言及。なかでも3三振した佐藤選手に「3つ三振しましたけれども、3つともボール球。外のボール、低めのボール、外のボールということで」と苦言を呈す。
続けて「去年も139三振くらってますから、だいたい1試合に1個はするペースで来てるんですが、今シーズンは28個三振をしている。去年よりも多いペース」と分析した。
■三振が多い理由を分析
佐藤選手の三振が多い理由を田尾氏は身振り手振りを使って解説する。
そして「今のようにいろんなボールに対して自分が寄っていってしまうと、どんな球にでも手が出てしまう。これはボールを振るなっていうだけではなかなか直らないと思います」と指摘。
そのうえで「やっぱり自分の考え方、自分のフォーム。そういうものを根本的に意識して変えていかないと、三振の数は同じような感じで増えていく」と話した。
■「波を小さくして」と苦言
佐藤選手のバッティングに田尾氏は「佐藤輝明はここ1番でガツンといくんで、印象が非常に強いんですが。もう少し調子の波を小さくしてもらいたいですよね 」と再び苦言を呈す。
続けて「凡退してもいいんですが、凡退の内容をもうちょっと高いレベルの凡退にしてもらいたい。 同じ凡退でも内容があるんで。これがいい内容の凡退になっていくと、気がつけば成績のほうも上がっていくので、そういう形になんとかならないかな。そういうふうに思いながら(試合を)見ておりました 」と語っていた。
■打点はリーグトップだが…
田尾氏が苦言を呈した佐藤選手。22日の試合では先制3ランを放つなど、要所で活躍。23日終了時点で打点はリーグトップとなっている。
しかし打率は低調で、2割5厘という成績。同じセ・リーグのスラッガーである村上宗隆選手や岡本和真選手が3割に到達しているだけに、ファンから「物足りない」という声も出ている状況だ。