『モンハン』プロデューサー・辻本良三氏に「次回作」について直球質問 「夏には情報を…」
『モンスターハンター』シリーズのプロデューサー・辻本良三氏に次回作について直球質問してみたところ…。
23日、『モンスターハンター』が愛知県・豊橋市の街をジャックする『豊橋へ 一狩りいこうぜ!』のオープニングセレモニーが開催。同シリーズのプロデューサーを務める辻本良三氏に、2025年発売予定の最新作『モンスターハンターワイルズ』の最新情報について聞いてみたところ…。
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■モンハンが豊橋市をジャック
JR東海が展開する「推し旅」キャンペーンと40周年を迎えたカプコンが2024年2月1日から実施している大型観光プロジェクト「CAPCOM TRIP TOKAI」。その第3弾として『モンスターハンター』シリーズが愛知県豊橋市をジャックする『豊橋へ 一狩りいこうぜ!』が本日24日から開催される(7月31日まで)。
同イベントでは、豊橋市の新観光大使に任命された「アイルー」のオブジェが展示されたり、路面電車がモンハン仕様にラッピングされたり、街の至るところにキャラたちが登場。街を散策しながらゲームの世界に浸れるというプロジェクトである。
■『モンハン』プロデューサー・辻本氏も手応え
今回は同イベントのオープニングセレモニーにタレントの後藤真希や、『モンスターハンター』シリーズのプロデューサー・辻本良三氏が登壇。今回の取り組みに手応えを感じている。
「今回のイベントは僕もすごく楽しみにしていて、ゲームの世界を通じて豊橋市の魅力を感じてもらえたらと思ってます。豊橋駅を降りた時からいきなりモンスタハンターの世界が広がっていて、じつは僕自身もすごくテンションが上がりました(笑)。今日、アイルーのオブジェ(写真中央)も駅周辺に設置されますので、ぜひ見ていただけたらと思います。手筒花火を持ってるアイルーは、たぶんここでしか見られないと思うんで…」(辻本氏)。
■『モンハン』コミュニティの広がり
過去、『モンスターハンター』シリーズは神奈川・横須賀や滋賀・甲賀といった街とコラボを行い、地域活性化に大きく貢献してきた。辻本氏はこれらの取り組みによって街にゲームファンが多く集まったことで、新たなコミュニティの広がりを実感している。
「人と人のつながりは、モンスターハンターのテーマのひとつでもあります。モンハンってマルチゲーム、協力ゲームなので、いつかリアルイベントで人が出会う場所を作りたいと思ってきたのです」(辻本氏)
続けて「そこならではのリアル体験をしてもらうことで、よりテンションが上がったり、知り合ったお互いの中で話題が増えたりしたらゲームの作り手としても嬉しい。『オンライン上でまた会いましょう』でもいいですし、『あの時楽しかったね』みたいにコミュニケーションが盛り上がっていく。ゲームのコミュニティには協力的な人が多いですし、ゲームが盛り上がる要素の1つにもなると考えています」と、胸中を明かした。
■次回作について直球質問したところ…
やはりファンとして気になるのは2025年に発売を控える『モンスターハンター ワイルズ』の最新情報だろう。
インタビューの最後、「あの…少しだけ最新作の情報をもらえませんか」と懇願したところ「あはは…! 困ったな。それ1番僕が(会社から)怒られるやつ。うーん、今のところ夏には情報を出しますので、どうかそれを楽しみに豊橋めぐりをしてみてください!」(辻本氏)と、記者の質問を見事にジャストパリィで跳ね返す。さすが辻本さん…!
核心には迫れなかったが、終始笑顔で応対してくれた辻本氏。インタビュー前後には、地元企業の方へサインを書くなど大忙しでスケジュールをこなし、足早に帰路へ。…そう、きっとワイルズの仕上げ作業が待っているのだ。辻本氏と別れた記者は言われた通り豊橋を散策しながら、ワイルズをプレイする日を想像しニヤニヤするのだった。
■執筆者
北田力也:エンタメ、ゲーム、グルメ記事を中心に執筆している20代ライター。
小学生のころ一度ゲームを引退したが、社会人になってから友人に誘われてNintendo Switchを購入したところ、その反動もあってかドハマり。『ポケットモンスター』シリーズやFPS系ゲームをはじめ、幅広くプレイしている。
なお、最近のマイブームは『Stardew Valley』で永遠と釣りをすること。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)