西武・松井稼頭央監督に高木豊氏が現状打開策を提言「固定観念を取っ払って…」
高木豊氏が7連敗を喫するなど不調の埼玉西武ライオンズ浮上のための策を提言。松井稼頭央監督には「批判に惑わされないで」とエールも。
■西武不調の要因を分析
開幕前、西武をパ・リーグの優勝チームに予想していた高木氏が不調のライオンズについて語った今回の動画。
高木氏は西武不調の要因を「やっぱり打つことだよな。点が取れないとやっぱり絶対勝てないよね、0点では勝てないから」と指摘する。
続けて「そういう意味では打順の組み方というのが、1つのポイントなのかなという感じはするけどね」と打撃陣に不調の要因があるという見方を示した。
■松井監督に打開策を提案
西武の打線の組み方について高木氏は「タイプで選ばない。単純に考えて打てる人に多く回したい」「野球の日本一を決めるようなゲームで、1番から打てるメンバーがズラっと並ぶ。なぜかというと5イニングしかないから」と持論を展開。
さらに「普通に組んでいたら、2回しか回らないのはもったいない。3回回すためには打てる人から回すわけだよ。『やっぱりそういう考え方をするか』と思って。 これは画期的な発想だと思って、アマチュアの人なんだけど」と話す。
そのうえで「常識にとらわれないということ。固定観念を取っ払っちゃう。 1番から打率の良い人を並べていく」と提言した。
■「打てる選手から並べていく」
その後高木氏は現状のメンバーから打率の良い選手をピックアップし、オーダーを組む。
そして「打てる人を並べる。 もうねタイプはいらない。 1番タイプ、2番タイプ、4番タイプ。こういうのはいらない。固定観念を取っ払ったほうがいい」と指摘する。
森藤恵美が「これは西武に関してはということですか?」と質問すると高木氏は「もちろん」と答え、阪神タイガースや福岡ソフトバンクホークスのように適材がいるチームは例外という見方を示す。
その後も高木氏は「打率の高い人、状態がいい人から並べていったほうがいい。それを9回のなかで4回回すのか、5回回すのか。それによって得点能力は広がっていく」「守備の悪さはある程度、目をつむる。後で守備固めを入れればいい。とにかく打率の良い選手を並べる」ことを推奨した。