同居人にピザ生地を投げつけた男が逮捕 「咳」音への不快感限界で大暴れ
ピザを作っていた男が、近くにいたルームメイトの「咳」に激怒。部屋を破壊するほど暴れて逮捕された。
アメリカの集合住宅で、ルームメイトの男性にピザを投げつけ暴行した疑いで、男が逮捕された。『Fox 35 Orlando』『Smoking Gun News』などが伝えている。
■同居人の「咳」に激怒
11日午後7時20分頃、アメリカ・フロリダ州在住の男A(32)は、自宅アパートでピザを作っていた。この時、近くのダイニングチェアに座っていたルームメイトの男性Bさん(62)が「ピザの作り方」を語りながら、咳をし始めたという。
衛生上の問題もあるが、Aは普段からBさんが発する咳の音を不快に思っていたこともあって、怒りが頂点に達したようだ。
■ピザ生地を投げ部屋に押し入り…
Aは床に寝かせていたピザ生地を掴んだかと思うと、Bさんめがけて投げつけ、生地はBさんの腰辺りに命中した。のちに警察官が確認したが、ケガをした様子はなかったと伝えられている。
それでも怒りが収まらなかったAは、Bさんの部屋に押し入り、鏡台を倒して破壊した。さらに引き出しを無理やり引き抜くなど、大暴れしたという。
■同居人への暴行・逮捕は2度目
すぐに警察が呼ばれ、Bさんに対する暴行、器物損壊などの容疑でAを逮捕。Aは容疑を認めており、翌日には保釈金が設定された。しかしBさんに対する接近禁止命令が出されたため、自宅アパートに戻ることは禁止された。
こうした厳しい判断が下ったのには理由がある。Aは昨年もBさん相手に似たような暴行事件を起こし、逮捕されていたのだ。
2023年当時、AがBさんの顔面を殴って警察が呼ばれた。捜査関係者によると、「Bの咳がうるさくて殴ってしまった」などとAが自供したため、逮捕に至ったそうだ。しかしながら、この時の暴行事件は不起訴処分になっている。
■両者に批判の声
Aの逮捕が報じられると、ネット上では「年配者に手をあげるなど最低」「咳をはじめ、その人のクセが気になり始めたら終わりだ。引っ越すしかない」「音に敏感ならなおさら。ルームシェアはもともと向かない人なのに」などと、Aに批判的な声が集まった。
他にも、「昨年殴られた時点でなぜ同居を解消しなかったのか?」「Aをルームメイトに選んだのはBさん自身。自己責任」「ジェネレーションギャップがあるとルームシェアは大抵うまくいかない」「食べ物の前では咳を控えてほしい」などと、Bさんの対応に疑問の声も上がっている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)