クルーズ船から海に飛び込んだ20歳息子が行方不明に 泥酔状態を父親に責められ…
クルーズ旅行中に、飲酒をめぐって父親と息子が大ゲンカ。口論の末に息子が海に飛び込み、行方不明になった。
バハマ沖を航行中のクルーズ船から乗船客の男性が海に飛び込み、沿岸警備隊が捜索活動に当たっている。『New York Post』『NBC Miami』などが報じた。
■温水風呂で酒に酔った息子
5日未明、キューバとバハマの島間を巡るクルーズ船内の温水風呂で、乗船客の男性（20）が他の乗船客とともに酒を飲みながら休暇を満喫していた。
午前3時30分頃、風呂を出た男性がエレベーターに向かったところ、父親と兄弟に出くわした。男性はかなり酒に酔った状態だったと伝えられている。
■口論中に海に飛び込む
父親は息子が酔っている様子に激怒し、その場で叱りつけた。それに男性が反論し、激しい言い争いになったそうだ。
そして興奮した男性は「じゃあ、今すぐ直すよ」と言い放ち、窓の方に向かったかと思うとそのまま海に飛び込んだ。とっさの出来事で父親や周りにいた乗船客らは止めることができず、男性の姿はすぐに見えなくなったという。
■行方がわからず捜索難航
報告を受けたクルーズ船員らは、船を停止させて男性の捜索活動を開始。しかし男性を見つけることはできず、アメリカ沿岸警備隊に通報したという。現地のバハマ警察も加わり捜索活動が続けられているが、男性が発見されたとの続報はない。
事故発生当時は夜明け前で薄暗かったものの、目撃者が多数いた。日の出を見ようと、人が集まっていたのだ。
男性らを目撃した女性によると、「父子が怒鳴り合っていたんです。船員が駆けつけて注意していましたが…」「男性が海に飛び込んだ時、父親たちは恐怖のあまり愕然としていました。彼らのことを思うと大変心が痛みます」などと、各社取材に答えている。
■「クルーズ船側にも責任」問う声も
男性が行方不明になったニュースが報じられると、ネット上では「海に飛び込めば酔いはさめるが、普通に死亡する。考えれば分かると思うが」「若さゆえ選択を間違えた。もう取り返しがつかない」などと、呆れる声があがっている。
他にも、「息子が一晩中酒を飲んでいたら、父親としては一言言いたくなるものだ」「20歳の若者に泥酔するまで酒を提供したクルーズ船員が悪い。船側にも責任あるな」という声もある。
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（取材・文／Sirabee 編集部・宮 ちてら）
