よく見かける「非常口マーク」、じつは違いがあった… 警視庁の説明に「知らなかった」「混乱する」の声
建物内でよく見かける2種類の「非常口マーク」について、その意味の違いを警視庁が説明。「勉強になりました」「子供たちにも覚えてほしい」の声が。
8日、警視庁警備部災害対策課が公式X(旧・ツイッター)を更新。建物内で見かける「非常口マーク」の違いについて説明した。
■「それぞれ意味が違います」
同課では、「非常口を示すマークに種類があるのをご存知ですか? 背景が緑色のマークと白色のマークがあり、それぞれ意味が違います」と投稿。
「背景が緑色のものは非常口そのものを示しており、白色のものは非常口の方向を示しています」と説明し、「宿泊施設等で夜間に避難する際は重要な目印になります。覚えておきましょう」と呼びかけている。
■設置が義務付け
非常口(避難口)の誘導灯は、商業施設や宿泊施設のほか、駅、トンネル、鉄道車両、飛行機、バスなどで火災や事故などが発生した際に、すみやかに避難ができるように設置が義務付けられている。設置する位置や大きさなども消防法によって定められており、火災の炎の中で最も目立つ色が緑であるため、緑色を使用することになっている。
背景が緑のものは非常口に設置される一方で、背景が白色のものは廊下、通路に設置され、矢印で非常口がある方向を示している。中には、光の点滅で非常口の方向を知らせるものや、チャイムや音声で非常口を知らせる機能があるものも設置されている。
■「知らなかった」の声
非常口の説明に、ユーザーからは「知らなかった…助かります!」「覚えておこうっと」「これはぜひ避難訓練の際に子供たちにも覚えてほしいですね」「なんで色が違うんだろうとは思ってましたが…勉強になりました」との声が。
また、「なぜこんな分かりにくいデザインに…」「非常時には混乱すると思います…」「書かれないと違いが分からないというのは非常時には問題になるのでは」といった意見も見受けられた。