【オリ熱イズム2024】オリックス開幕シリーズ負け越しも連日満員御礼の大盛況 162キロ計測の新外国人マチャドにSNSざわつく
いよいよ開幕したプロ野球。オリックス・バファローズは本拠地・京セラドームで3連戦を行ったが…。
プロ野球は3月29日、一斉に開幕。パ・リーグ三連覇中のオリックス・バファローズは、福岡ソフトバンクホークスと、本拠地の京セラドーム大阪で3連戦を行なったが、初戦と3戦目を落として負け越し。
2日から始まる埼玉・ベルーナドームでの埼玉西武ライオンズとの3連戦、5日から始まる千葉・ZOZOマリンスタジアムでの千葉ロッテマリーンズとの3連戦という関東6連戦で、再びスタートダッシュを図ることとなる。
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■アンドレス・マチャドの活躍
今年最大のライバルとされるソフトバンク相手に勝ち越すことは出来なかったが、勝利を収めた2戦目は収穫があった。
日本初登板にして初先発のアンダーソン・エスピノーザは、序盤こそ緊張からか制球に乱れがあったものの、6回を82球、被安打2、奪三振3、与四球4、無失点と先発としての役割を果たした。エスピノーザの後、8回に3番手で登板したこちらも新外国人のアンドレス・マチャドは160キロのストレートを連投。
中嶋聡監督は「あれは京セラの(スピード)ガンがバグっていた」と話していたが、オリックスの外国人最速となる162キロを計測。これにはSNSもざわつき「凄いやつが現れた」「速すぎる」「エグい」など驚きの声が続いて、「マチャド」がトレンド入りを果たした。
マチャドがさらにすごかったのは151キロのチェンジアップ。これを打つのはかなり難しいだろう。
打つほうでは来日2年目のレアンドロ・セデーニョがリズム良く好投を続けていたリバン・モイネロのストレートを右中間スタンドに1号2ランを放り込みエスピノーザに来日初勝利をプレゼント。2戦目は外国人祭りだった。
■過去最多の観客動員数
またオリックスでは、3月29日が36,197人、30日が36,041人気、31日が35,922人とソフトバンクとの京セラ3連戦で、108,160人の観客動員を記録。いずれも前売り券完売の満員御礼だった。
これは、いわゆるもどり開幕を含めた本拠地開幕3連戦の入場者数としては、2015年の本拠地開幕3連戦(4月3~5日対北海道日本ハムファイターズ)の105,991人を大きく上回り、実数での発表となった2005年以降、過去最多を記録。オリックス球団は「球場に足をお運びいただいた皆様に心より御礼申し上げます」と感謝のコメントを発表している。
今年は宮崎で開催された春季キャンプから驚くほどファンが詰めかけており、開幕シリーズの盛況も予想されたが、初戦は朝9時から公式グッズショップを開店するも平日にもかかわらず、開店前から数百人の列が出来たというのだから驚きだ。
関東遠征を経て9日からは再び京セラ6連戦があるだけに、週末の北海道日本ハムファイターズ戦は再び京セラに満員のファンが集まるだろう。チームとしてはそのファンたちの期待に応えるためにも関東遠征でしっかり貯金を作って帰りたい。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)