鈴木亮平、『世界遺産』で感極まる 霜が降りた木を発見し「これが見たかった」
7日・14日よる6時から2週連続放送の『世界遺産』。鈴木亮平が、“標高ごとに変化する植生”という旅のテーマを提案。
■“屋久島の本当の魅力”に迫る
7日からリニューアルされる同番組。俳優の鈴木がナレーションを担当すると共に、番組初となる世界遺産の案内役=ナビゲーターに就任し、ときに自らの想いも交えつつ世界遺産の魅力を届ける。
7日、14日の放送回では、鈴木本人が特別編として現地取材、かねてより行きたいと憧れていた屋久島を初訪問。
鈴木は「屋久島といえば、屋久杉と苔むした森。もちろんそれも見たいが、それは屋久島の魅力のほんの一部でしかない。屋久島が世界遺産に登録された理由の1つが、植生の垂直分布なので、標高ごとに異なる植生を見てみたい」と話し、自ら“標高ごとに変化する植生”という旅のテーマを提案。
世界遺産が好きで、かつその価値を知る鈴木ならではの視点で取材し、“屋久島の本当の魅力”に迫る。
■海岸沿い亜熱帯の森
屋久島は標高2,000m近い山々がそびえ、“洋上のアルプス”とも言われている。独特の地形によって、海岸沿いは亜熱帯、山頂付近は北海道のような気象条件をしていることから、標高ごとに植生の違いが際立っている。そのことが、屋久島が世界遺産に登録された大きな要因の1つ。
海岸沿いに広がる亜熱帯の森で鈴木は、巨大なガジュマルに圧倒される。屋久杉の森とは違った、屋久島のもう1つの顔を知る。
■標高約1,000m雨が育む屋久杉の森
降水量の多い屋久島。山間部では、年間1万ミリの雨が降ることもある。これは日本の年間平均降水量の5倍以上。今回の旅でも台風並みの土砂降りに遭遇するが、鈴木は「雨の屋久島も体験したかった!」と、ずぶ濡れになりながらも楽しそうに森を進む。
そんな豊富な雨が育んでいるのが、3,000年も生きる屋久杉。屋久杉の森では、苔むした倒木から新たな杉が生えていた。その姿に感動した鈴木は「木は、普通は倒れたら終わり。でもこの森は、その表面から新しい木が生まれる。だから生と死の境目が曖昧というか、ずっと生きているような感じを受ける」と語った。