鳥羽シェフ監修「究極の餃子定食」がもはやコース料理 圧倒的な満足感で1000円が安く感じる
「肉汁餃子のダンダダン」に鳥羽周作シェフ監修の『究極の餃子定食』が登場。実際に食べたら想像以上の満足感で驚いた。
「餃子」と「ビール」という最高の組み合わせを追求した酒場「肉汁餃子のダンダダン」が、4月よりランチメニューをリニューアル。
今後は看板メニューである「肉汁焼餃子」を使った定食『究極の餃子定食』一本で勝負するらしく、さらに定食のディレクションを鳥羽周作シェフが担当したのだとか。かなりこだわりが詰まっているとのことで、試食会に参加してきた。
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■本気の定食が登場
この度新たに登場したランチメニューが『究極の餃子定食』(1,000円)。一般的な餃子定食と比べるとややリッチな価格となっているが、実際に食べた感想としては“むしろ安い”だったため安心して欲しい。気になる定食の内容はこちら。
・肉汁焼餃子
・国産温泉玉子
・特製旨味練りタラコ
・山クラゲ
・春雨サラダ 紫蘇風味
・餃子に合うご飯 (おかわり可)
・鶏出汁ワンタンスープ
一般的な餃子定食にありがちな餃子、ライス、スープ、ザーサイや漬物といったセットと比べると明らかに品数が多い。
なお、今回は看板メニューの「肉汁焼餃子」の味はそのままに、餃子の美味しさを引き立てる定食になるように鳥羽シェフが全体のディレクションを行ったのだとか。
■ご飯のこだわりがすごい
テーブルには『究極の餃子定食』の食べ方指南書が置かれており、注文した際はこれらを参考にしながら食べていこう。そして届いた定食がこちら。餃子の他に色々と並んでおり、ファーストインプレッションはいい感じだ。
まず、餃子を食べるためにタレを作ろうとしたが…タレの皿がない。そう、ダンダダンの肉汁焼餃子はご飯のおかずにはもちろん、お酒のつまみにも合うように作られた餃子で「 何もつけないで食べられる」のが特徴。
普段は酢醤油で食べている餃子、そのまま食べてみると…もっちりとした皮を噛みちぎるとじゅわっと肉汁が溢れ出し、そのあと粗めに挽かれた餡の旨味がダイレクトに伝わってくる。これ美味いじゃないか! 肉汁と旨味たっぷりでありつつも重すぎないため、一口、もう一口と食べ進めたくなる味だ。
そのままご飯をかきこむと、米が若干固めで粒が立っていて相性バツグン。これも偶然ではなく、鳥羽シェフいわく「店舗ごとにご飯の炊き方をわざわざ変えてもらったんです。器も変更して同じ量を盛ったときにこんもりして見栄えが良くなるようにしました」とかなりこだわったと語る。
■小鉢まで激ウマ
次に「春雨サラダ 紫蘇風味」で味変。正直そこまで期待しておらず何の気なしに食べたところ、程よい酸味とふわっと香る紫蘇の香りは心地よく、きくらげのコリッと食感などもマッチしていて激ウマ。一気に口がリセットされ、再度餃子をフラットな状態で楽しめる。
また、「鶏出汁ワンタンスープ」はネギやワンタンがたくさん入っていて具だくさんな印象。鶏の風味も効いていて、“とりあえず付けたスープ”とは全く異なる。
ひっそりと佇む「練りたらこ」。これも「少ないと見栄えが悪いし、ギリギリ何gなら予算に収まるとか、既製品でもいいけどあえてごま油をプラスしてみるとか、こだわりがあるんです」と鳥羽シェフ。限られた予算の中、どれだけ満足できるかをとにかく研究したという。
■圧倒的な満足感
いろいろなおかずがあるため、餃子を半分程度残してご飯をおかわり。せっかくなので温玉をトッピングして、それを餃子と合わせてがっつく。当然のことながらウマすぎる。
その後も食べ進めて無事に完食。餃子が美味しいのはもちろん、ご飯や酢の物、スープなど全ての料理が想像を超えて美味しく、見た目以上に満足感があった。
鳥羽シェフがこの定食について「コース料理のよう」と表現していたがまさにその通りで、餃子や小鉢などの各料理が重なって一つのコースが完成しているような印象を受けた。『究極の餃子定食』はお腹も心も満たされる、まさに“究極”な定食だった。
■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。
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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心)