10代少年3人が銀行強盗で身柄拘束 写真公表後に両親に連れられ自首
11歳、12歳、16歳の少年が銀行強盗を行い逮捕された。警察は大人の関与も視野に入れ、捜査を進めている。
アメリカ・テキサス州の銀行強盗事件で、10代の少年3人が身柄を拘束された。『Fox News』と『Oddity Central』が伝えている。
■若すぎる銀行強盗に衝撃
14日、ヒューストン北部グリーンポイント地区のウェルズ・ファーゴ銀行で強盗事件が発生。3人の少年が、現金を要求し逃走した罪を問われている。
駆けつけた警察官が監視カメラの映像を確認したところ、銀行強盗の正体が驚くほど若いことに衝撃を受けたという。
■指名手配で親が名乗り出る
この事件を捜査しているハリス郡保安官事務所によると、少年たちはそれぞれ11歳、12歳、16歳と全員が10代。銃などの武器は見せなかったが、窓口に渡したメモで武装していることを示唆したという。
FBIは「リトル・ラスカルズ(小さなならず者)に見覚えは? 信じられないかもしれないが、彼らは銀行を襲ったばかりだ」と書かれた指名手配ポスターを公開した。
犯人3人の顔写真が公開された直後、11歳と12歳の少年の両親が名乗り出て息子たちが出頭。16歳の少年も、路上でのケンカという別件で逮捕され、今回の事件に関与したとして処理された。
■大人の関与の可能性
少年犯罪に詳しい元少年裁判所判事のマイク・シュナイダーさんは、この事件について「あまりにも杜撰な犯行なので行き当たりばったりで行ったか、あるいは大人が関与しているのではないかと真っ先に考えていました」と語る。
警察は現在、この強盗事件に関与した者が他にいたかどうかを明らかにしていないが、少年3人は脅迫による強盗、第2級の重罪で起訴されている。
刑事弁護人によると、有罪になった場合、彼らは18歳になるまで保護観察処分を受けるか、19歳になるまで少年刑務所に収監される可能性があるという。
・合わせて読みたい→青汁王子、時計店強盗犯が10代だったこと受け… 少年法は「即廃止すべき」
(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)