学校と警察署へ鬼電した父親が逮捕 「息子の宿題が多い」とクレーム
子供の宿題の量を巡り、父親が学校に猛抗議。意見が通らず、今度は警察へ理不尽な電話攻撃を繰り返した。
息子の宿題が多いことに腹を立てた父親が、学校や地元警察に抗議の電話を何度もかけ、威力業務妨害で逮捕された。『Fox News』や『TODAY.com』が報じている。
■宿題が多いと腹を立て
2月29日、アメリカ・オハイオ州オックスフォードに住むアダム・サイズモアは、息子の通うクレイマー小学校と警察に繰り返し電話をかけた迷惑行為で逮捕された。
電話の内容は息子の宿題が多いことへの抗議だったが、息子はK-5(日本の幼稚園年長)のクラスに通っており、異常な量の宿題があるわけではなかった。
サイズモアの発言はエスカレートし、学校の事務員やジェイソン・メルツ校長への暴言と罵倒を続けた。意見が通らないと校長を脅し、「あなたに大きな男の子のパンツをはかせたほうがいい」などと侮辱したという。
■怒りの矛先は警察に
学校側はサイズモアの電話には出ないという方法で対策に乗り出したが、サイズモアは代わりにオックスフォードの警察署に電話をかけ始めたという。
オックスフォード警察が公開した911番通報には、サイズモアの「署長と話したい。署長を出せ!」と怒り狂ったボイスメモが残されていた。その後も、18回にわたって同様の電話がかかってきたそうだ。
サイズモアはさらに「署長に直接会いに行く」などと度の過ぎる要求を続けたため、警察官が自宅に行き、威力業務妨害で逮捕した。
■クレーム電話中に逮捕
オックスフォード警察は、サイズモアの逮捕に至った経緯を「テレコミュニケーション・ハラスメントによるもの」とし、学校への抗議だけでなく、学校職員や警察官にも罵声を浴びせ続け、警告を聞かず繰り返し電話し続けたことが理由と語った。
警察官が自宅を訪れた際も、サイズモアは警察署へのクレーム電話の真っ最中だったという。しかし当人は、メディアの取材に対し「警察の告発のほとんどは事実ではない」と語っている。
さらに「私は男の子と女の子のシングルファーザーで、できる限りのことをしようとしています」と過剰な抗議について弁明した上で、やりすぎた行動については反省しておらず、「人は間違いを犯すものです」と述べた。
・合わせて読みたい→11歳姉と10歳弟が母親の車を運転し320キロの家出 「ケンカして腹が立った」
(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)