認知症患者が繰り返し口にした謎の数字「22」 看護師に秘密打ち明けて死亡

何度も「22」と口走りながら、その意味を誰にも明かそうとしなかった男性患者。しかし亡くなる少し前に、看護師に真相を告白。そのあまりにも重く暗い内容とは…。

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誰にでも「秘密」はあるものだが、中にはとても重く抱えきれないものも…。ある看護師がネット掲示板で紹介した認知症患者の悲しい過去について、『LADbible』など海外メディアが伝えた。


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■数字にこだわった男性患者

ネット掲示板『Reddit』にて、医療現場で活躍する看護師らが「患者の最期の言葉」をいくつもシェアした。

そのひとりであるAさんは、過去に元軍人の男性患者Bさんを担当。その当時を振り返り、「Bさんは認知症で、何度も繰り返し『22』と口走っていたんです」「Bさんのご家族も、その数字が何を意味するのか知らないままでした」と書き込んだ。

Bさんの家族は過去の重要な出来事や日付から「22」の謎を解こうとしたが、一致するものが何ひとつなかった。そうするうちにBさんは弱り、ついに死期を迎えたのだという。

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■「22」の意味を突然告白

亡くなる前の日、Bさんの意識はいきなり明確になった。戸惑う看護師らに対し突然「22」の意味について説明し始め、「22人だ。向こう(戦場)で、僕は22人も殺したんだ」と打ち明けたのだという。

Bさんが戦争に行ったのは、はるか昔のこと。しかし兵士として多くの命を奪ったBさんは罪悪感に苛まれ、その思いを家族にさえ打ち明けることができなかったようだ。

Aさんは「かわいそうなBさん。(戦争から)50年以上ものあいだ、悩みながら生きていたんだもの」と書き、亡きBさんに思いを馳せた。

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■絶叫する患者も

別のユーザーCさんは、高齢の女性患者Dさんの様子を回顧。「約1週間にわたって瀕死の状態が続いていたの」「何度も『聖書を読んで』とせがまれてそれに応じた途端、Dさんは大声で叫んだわ。『すぐ後ろにあいつがいる。捕らえられてしまう!』ってね」と書き込んだ。

時間はすでに午前3時。怖くなったCさんが「誰が背後にいるの」と聞いたところ、Dさんは「悪魔よ」「私の夫は子供たちに性的暴行を加えたの。なのに、私は止めようともしなかった」と過去の「罪」を告白したのだという。

亡くなる前に、幻覚を見る人は少なくないと言われている。それによって、患者が衝撃的な発言をするケースは珍しくないようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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