『ブギウギ』不評だったオープニング、まさかの伏線回収? 「鳥肌」「見事すぎる…」最終回目前の演出に反響
あす29日に最終回を迎えるNHK朝ドラ『ブギウギ』。視聴者が沸いた、オープニングに壮大なストーリーを想像させる趣里“スズ子”のセリフとは…。
■スズ子と羽鳥が和解
明日29日に最終回を迎える同ドラマ。25日の放送ではスズ子と長いあいだ二人三脚で歩んできた羽鳥が“絶縁宣言”をし「波乱すぎる最終週の幕開け」との声が上がったが、きょう28日の放送で無事に和解。
羽鳥が抱いていた不安やスズ子に対する嫉妬を打ち明け、スズ子へ感謝の思いを伝えるとスズ子は引退会見でも話せなかったという“正直な気持ち”を明かす。
■2人の関係性は「人形使いと人形」
「先生の作ってくれはった歌だけ歌いたかった」というスズ子は「先生とワテは人形使いと人形みたいな関係やと思てます」と、羽鳥との関係性を表現。「ワテは…いつまでも先生の最高の人形でおりたかったんです」と伝える。
そしてスズ子の思いを受け止めた羽鳥が「最後にもう一度だけ、こんなしょうもない僕と遊んでくれないか」と最後のステージを提案するとBGMで主題歌の『ハッピー☆ブギ』が流れ出した。
■「つながった!!」「見事すぎる」
すると視聴者は「オープニングにつながった!!」「鳥肌が立った」「いやー、まさかオープニングの操り人形がドラマ本編にも関わってたなんて、誰が想像できたよ」と騒然。
ドラマ放送開始時には「オープニングの人形が怖い」「気持ち悪い」との声が上がっていたが、「これはこの着地点が一番最初に決まってないとできないことだよね」「すごい伏線回収じゃない?」「怖いだのなんだの言われて叩かれたオープニングの人形がまさかこんな回収されるなんて見事すぎるやろ…」との声が上がった。
■壮大なストーリーを思い描く人も
オープニングを手がけたのは映像・アートディレクターの牧野惇氏で、制作統括の福岡利武チーフプロデューサーの話では依頼時に「“人形と人形遣い”というコンセプトでとは言っていない」とのこと。
ただ、「“人形と人形遣い”というのはだいぶ前から意識していたところではある」といい、パペット・アニメーションを手掛ける牧野氏への依頼は潜在意識が働いた可能性も否定できないようだ。
明確に意図したものではないとしても「オープニングの操り人形、操ってるのは羽鳥先生だったんだ…」「白黒の人形が羽鳥先生という人形遣いに出会って、カラフルな命をもらったんだ」「うしろのくるくる照らす太陽が先生かなぁ」などと壮大なストーリーを思い描く人もおり、「人形の意味を知った上で初めて視るオープニング。違って見える」との声もみられた。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)