【オリ熱イズム2024】オリックス開幕投手に宮城大弥・カスティーヨ・田嶋大樹は当確か 残るローテも二軍戦で決定へ
オープン戦の全日程を終えたオリックス・バファローズ。開幕3連戦で先発が予想される宮城大弥、ルイス・カスティーヨ、田嶋大樹が先発を務めた。
29日にセ・パ両リーグ同時に開幕するプロ野球は、24日でオープン戦の全日程を終えた。オリックス・バファローズは、22日から昨年に日本シリーズで敗れた阪神タイガースとの関西ダービー3連戦を行い、2勝1敗で勝ち越している。
この3連戦は開幕まで1週間前とあって、開幕3連戦で先発が予想されるピッチャーが登板。初戦は開幕投手候補の宮城大弥、第2戦はルイス・カスティーヨ、3戦目は田嶋大樹がそれぞれ先発を務めた。
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■宮城大弥・カスティーヨ・田嶋大樹が活躍
まず初戦の宮城は6回を88球、被安打6、奪三振7の無失点と、初の開幕投手に向けて上々の仕上がりを見せる。打線も、新加入の西川龍馬がオープン戦初ホームランを放つなどアピールした。試合後、中嶋聡監督は明言しなかったが、宮城の開幕投手は揺るがないところだろう。
2戦目のカスティーヨは、6回に佐藤輝明の一発を浴びるなどして5回2/3を100球、被安打5、奪三振5の4失点という内容だった。それでも目標としていた100球を投げ切ることができただけではなく、6回まで投げられたことで、課題としていたスタミナ面の改善が見られたのも事実。5回までは3失点と試合を作っており、テンポが良いのも際立っていた。
3戦目の田嶋は序盤にかなりの球数を要して心配されたが、3回からは持ち直して4回を72球、被安打4、奪三振4の1失点に。こちらも試合中に修正できたことにより、残り1週間の調整が上手くいけば、3番手として問題ないだろう。
■残る3枠にも注目
今回の3連戦では、初戦を山岡泰輔が、3戦目にはアンダーソン・エスピノーザが、バックアップとしてロングリリーフ。山岡は、昨年後半のようにロングも行ける第2先発的なポジションでブルペンに待機し、ローテ陣の誰かに問題があった場合は先発に回ることが予想される。
エスピノーザは外国人枠の都合もあり、アンドレス・マチャドが最速160キロのストレートを武器にセットアッパーとして好調なことから、ファームスタートが濃厚。しかしカスティーヨと入れ替わる形で、交互に起用される可能性は残されている。
開幕ローテの残る3枠は山下舜平大、曽谷龍平、東晃平が有力だが、曽谷に関してはファームのオープン戦を見た上で最終判断される見込みだ。中嶋監督は「残りは下(ファーム)も大阪なので、全部使う」と話しているだけに、26日から舞洲の杉本商事バファローズスタジアムで行われる阪神との3連戦も、見逃せないところ。
ただ今週は雨予報が続いているので、何とか開催してシーズン直前まで実戦を重ねていきたい。
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)