元生徒からの「脅迫」で学校が閉鎖措置 ヘリや武装警官隊も出動し関係者は騒然
「生徒2名が狙われている」。そんな情報を得た学校側は、生徒らを守るために閉鎖を即決。直後に武装警官隊が駆けつける事態となった。
子供たちの安全を守るため、迷わず学校を閉鎖。速やかな対応に踏み切った学校について、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。
■突然の学校閉鎖
イギリス・ハートルプールにある11~16歳までの子供たちが通う学校が、「男子生徒2名を脅している元生徒が1名いる」という情報を把握。その時点で学校を閉鎖する決定を下し、校内にいる生徒がとどまる旨を保護者らに伝えた。
「保護者の皆様。お子様たちの安全を確保する必要があります。どうかご了承ください」というメッセージを受けた保護者たちが、学校の公式Facebookに続々とメッセージを寄せた。そのため学校側は、生徒全員の無事を家族たちに伝えるなどの対応に追われたという。
■10代の容疑者を逮捕
具体的にどのような経緯で「脅迫」が発覚したのか、また脅迫内容などの詳細は明かされていないが、通報を受けた警官隊は重大事件につながる可能性があると判断し、武装して学校に急行。ヘリコプターも出動し、現場は物々しい雰囲気に包まれた。
その一方で当局は捜査を急ピッチで進め、容疑者を特定。自宅にいた16歳の元生徒の身柄を確保した。
学校にとどまっていた生徒たちがようやく下校を許可されたのは、午後5時頃。学年ごとに分けて学校の敷地を出るよう指導されたと伝えられている。
■親たちの反応
保護者の多くは学校の対応に理解を示し、「子供たちを守ってくださり、どうもありがとうございました」「先生方も大変な思いをしたと思います。感謝します」とコメントしている。
だが中には、「うちの子供は何が起こったのかさえ理解していません」「武装した警察官を廊下で見たと言っている。12歳の子供が目にすべき光景ではない」「状況についてより詳しく伝えてほしかった」「子供は怯えており、『明日は登校したくない』と話している」といった声も出ている。
学校側は事件の経緯については詳しく説明しておらず、それが一部保護者の不満と不安につながっている様子だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)