阪神タイガースのOP戦最下位に佐藤義則氏が苦言 「昨年日本一チームの野球じゃない」
17日終了時点で1勝11敗1引き分けとオープン戦最下位の阪神タイガース。佐藤義則氏は苦言を呈す。
■17日の中日対阪神戦を振り返り
佐藤氏が17日に行われた中日ドラゴンズ対阪神タイガースのオープン戦を振り返った今回の動画。
中日が4対0で勝利したこの試合に「今日も完敗という感じで負けてしまった」と話し、先発した才木浩人投手を中心に試合を解説した。
■オープン戦1勝の阪神に苦言
阪神がオープン戦1勝11敗1引き分けで、最下位となっていることを「どう思うか?」と質問された佐藤氏は「どう思うって、それが力なのかなと思わざるを得ないけど、打線的にね。点数を取ってないもん 」と指摘する。
続けて「そこが今年の俺が1番心配するところで。勝てないっていうのは、逆転負けも何試合もあったんだけど、今日(17日)のノーアウト満塁、こないだのノーアウト1塁3塁でも、点数が取れてないっていうところに、もうちょっと危機感を持って、野球をやったほうがいいんじゃないかなと思う」と苦言を呈した。
■5チームが阪神を倒すために…
佐藤氏はさらに「5チームが阪神を倒すためにかかってくるわけだから、やっぱり良いピッチャーも当てて来られると、そんなに打てないからね。いくら打線が良いと言ってもね」と話す。
そして「そこをどれくらいクリアできて波に乗っていけるかっていうのも、もうぼちぼち連勝したりしていかないと、ずるずる行く可能性はないとは言えない。1勝しかしていないで、11敗もしてるわけだから、これは去年日本一になったチームの野球じゃないよ」とバッサリ。
また、「反対にオリックスなんか1位だからね、やっぱり。山本由伸が抜けて去年吉田正尚が抜けてって言ってるけども、それでもオープン戦の成績を見たら今、1位になってるからね」と語っていた。
■中日3連戦で2敗1分け
阪神はオープン戦9連敗を喫したあと、千葉ロッテマリーンズ戦で初勝利した。
ところが17日から行われた昨年最下位の中日ドラゴンズ3連戦で、初戦に引き分けたあと、連敗。とくに打線が不調で、3連戦で2完封を許し、3得点のみという結果だった。
佐藤氏は苦言を呈しているが、OBの掛布雅之氏や田尾安志氏など、複数の野球解説者が「心配ない」と楽観視。解説者のあいだでも見解がわかれている。