工藤公康氏、西武ライオンズOB戦で121キロ計測 秋山幸二氏と対決に感動の声も
16日の埼玉西武ライオンズレジェンドゲームで工藤公康氏が伊東勤氏とバッテリーを組んで121キロを記録。秋山幸二氏とも対決。
16日にベルーナドームで開催された「Lions Chronicle 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024」で、工藤公康氏が投手として登板。その投球内容が「すごい」と話題となっている。
■工藤氏が先発マウンドに
田淵幸一監督の「チーム西武」と東尾修監督の「チームライオンズ」に分かれ、往年の名選手がプレーしたレジェンドゲーム。
チームライオンズは黄金時代の主力で元福岡ソフトバンクホークス監督の工藤氏がマウンドに立つ。
また、キャッチャーには黄金時代の正捕手で西武と千葉ロッテマリーンズで監督を努めた伊東勤氏。黄金期のライオンズを支えた2人が再びバッテリーを組んだ。
■辻氏と対決
1回表、チーム西武の先頭打者は前監督の辻発彦氏。数年前西武・ロッテ・ソフトバンクの監督として争った3人が顔を揃えることに。
60歳の工藤氏が投じたボールは119キロを計測、辻氏が3球目を打ってショートゴロ、元オリックス・ブルーウェーブ監督の石毛宏典氏がさばいて、1アウト。
さらに2番の大友進氏はファーストゴロ。工藤氏は素早くファーストベースカバーに入り、2アウトを取った。
■秋山氏と元ソフトバンク監督対決
3番は西武・ダイエーで活躍し、ソフトバンクの監督を務めた秋山幸二氏。工藤氏は初球、121キロのストレートを投げ込み、秋山氏もファールを打つ。
ノーボールツーストライクから工藤氏は変化球で秋山氏を空振り三振に打ち取り、3者凡退に抑えた。
1980年代中盤から1990年代前半まで西武の黄金期を支えた2人の対決と、工藤氏の完ぺきな投球に、満員のベルーナドームは大歓声に包まれていた。