離陸した飛行機からタイヤが落下 駐車場の車両やフェンスがペシャンコに
日本の関西国際空港へ向け、サンフランシスコを飛び立った飛行機。離陸後間もなく、タイヤが外れるアクシデントが発生していた。
近年、世界中で飛行機のアクシデントが相次いでいる。このたびアメリカのサンフランシスコで発生した件も、人々を身震いさせているようだ。『NEW YORK POST』や『abc News』などが報じている。
■離陸後すぐにタイヤが外れる
7日の午前11時半頃、カリフォルニア州のサンフランシスコ国際空港から、ユナイテッド航空35便が日本の関西国際空港に向けて飛び立った。
ところが離陸後間もなく、車輪から1本のタイヤが外れるアクシデントが発生した。同機には235名の乗客と10名の客室乗務員、そして4名のコックピットクルーが搭乗していたという。
■ケガ人はなし
このアクシデントを受け、同機は最寄りのロサンゼルス国際空港に緊急着陸。着陸時に支障はなく、乗客たちは別の便に振り替えられた。
外れたタイヤは、サンフランシスコ国際空港に近い従業員専用の駐車場に落下していた。ケガ人は出なかったが、公開された映像には車やフェンスが大きくつぶされた様子が映っており、事態の深刻さを伝えている。
■設計上は「大丈夫」と
落下物の回収、撤去作業で滑走路が一時閉鎖され、数時間後に再開した。ユナイテッド航空によると、「飛行機はタイヤを失ったりパンクなどダメージを受けた場合でも、安全に離着陸できるよう設計されている」と説明している。
ただし、世間からは「人に当たったらと思うと怖すぎる」「ケガ人が出なかったのは奇跡」「そんな飛行機に乗っていても怖いだけ」といった声が寄せられている。
■1週間で3件ものアクシデント
ユナイテッド航空は、1週間で立て続けに3件のアクシデントが報じられていた。
4日、テキサス州ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港を離陸した1機がエンジンから出火し、わずか15分で同空港に引き返していたのだ。
また同日、ハワイのホノルル発サンフランシスコ行きの1機は、太平洋上でエンジン故障に見舞われた。大事には至らず、1時間後に無地目的地に着陸したが、乗客らは「生きた心地がしなかった」という。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)