子供の集団を車で追い回した女が殺人未遂容疑で逮捕 「よくも娘をいじめたな」と恫喝
わが子が怯えているいじめっ子グループを発見した母親は、車を猛スピードで走らせ、怒鳴りながら子供たちに突っ込んでいった。
アメリカ・アリゾナ州で、このほど30歳の母親が車を12歳の少女に故意にぶつけ、脚を負傷させて逮捕された。「わが子をいじめていた。殺してやりたかった」などと話していることを、『KKTV』『WCTV』など地元メディアが続々と報じている。
■「いじめっ子」を発見
事件は2月27日の午後4時ごろ、アリゾナ州のピオリアという町にあるウェストグリーン・パークという公園で起きた。
ブランディ・ゴッチという30歳の女が、ピックアップトラックで公演を通りかかった際、集団でたむろしている子供たちが目に留まった。その中には、娘をいじめていると認識していた男子もいたそうだ。
■棒を手に「殺してやる」
駐車場に車を停めると、ゴッチ容疑者は15人ほどの子供の集団に駆け寄った。14歳の少年の髪を掴んで頭を大きく揺さぶり、「あんたたちを殺してやる」と恫喝したという。
手には車から持ち出した鋭い棒を握りしめており、「よくもうちの子をいじめたわね」と鬼の形相で怒鳴りつけたため、子供たちはそれぞれに逃げ出した。しかし、ゴッチ容疑者は容赦しなかった。
■公園内を猛スピードで…
ゴッチ容疑者は4人の子供が乗っていたピックアップトラックに戻ると、公園内に違法に侵入。猛スピードで車を走らせながら子供たちを追い回し、12歳の少女の足首を轢いて負傷させた。
一連の暴挙はすべて公園の防犯カメラに捉えられており、警察は容疑者を自宅で逮捕。未成年者に対する危険行為、凶器を用いた加重暴行、第一級殺人未遂などの罪に問われる予定だ。
■「娘は叩かれたと言っている」
ゴッチ容疑者について、公園にいた子供たちは「本当に殺されると思った」と話しており、車内の子供たちも容疑者のヒステリックな叫び声に、とんだ恐怖を味わったと考えられている。
警察の取り調べに対し、容疑者は「10歳の娘はあのグループの1人から叩かれたと言っている。許せなかった」などと供述しているが、いじめが本当にあったかどうかは詳しい調査が必要だという。
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（文／Sirabee 編集部・浅野 ナオミ）
