川栄李奈が新たな女優像を描く理由 バイタリティと垣間見える“渋い感度”とは…
2児の母にして、『となりのナースエイド』(日本テレビ系)主演の川栄李奈。女優としての存在感をいかに大きくしてきたのかを考察する。
現在、『となりのナースエイド』(日本テレビ系)主演で活躍中の川栄李奈。AKB48出身の川栄が、なぜ大人気女優となれたのかを振り返って考察する。
■AKB48から大女優へ
同番組は、今期ドラマを代表する1つとして好評のドラマ。女優として絶好調の川栄だが、AKB48出身であることもよく知られている。
『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の企画で、川栄は「センターバカ」となった。川栄はこのとき、「ウソだろうが!」という名言を残している。また川栄は「AKB48握手会傷害事件」でも知られているだろう。
■重なる転機とAKB卒業
握手会での傷害事件から復帰することができた川栄に対するAKBのファンの対応は、そこまでよいものでもなかった。
握手会で事件に巻き込まれたにもかかわらず、握手会へのメンバーの平等な参加を、AKBファンは川栄にも厳しく求め、騒ぎとなる。
ちょうどその頃、川栄は転機となる、錦戸亮主演・満島ひかりヒロインの宮藤官九郎氏脚本によるドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)に出演していた。まもなく川栄はAKBを卒業する。
■尊敬する役者に光石研
川栄自身もすぐに女優としてうまくいくとは思っていなかったようだが、卒業から1年後にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合)に出演。
若手女優としての川栄の1つの特徴は、常に光石研を尊敬する役者として紹介していることだ。川栄は綾野剛主演の『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)で、光石と初めて共演している。川栄の渋いセンスは女優としての天性を感じさせるもので、いそうでいない特徴だ。