フィットネスジムで男性が尻を刺され大けが マシンの取り合いで客同士トラブルか
筋トレマシンが空くのを待っていた男性客が、使用中の男に声をかけたことで口論に。逆上した男に刃物で刺され、大けがを負った。
アメリカのフィットネスジムで、マシンの使用をめぐり客同士が口論に。男性客の尻を刃物で刺した男が逮捕された。『Fox 7』『KVUE News』などが伝えている。
■レッグプレスの順番待ち
2月16日午前11時頃、テキサス州のあるフィットネスジムで客の男A(69)がレッグプレスを使い、下半身を鍛えていた。Aがマシンをどのくらいの時間使用していたかは不明だが、男性客Bさんが順番待ちをしていた。
各社取材に応じた同ジムの男性会員によると、ジム内には「マシンの使用時間は1回につき、10分から20分でお願いします」などの張り紙があるそうで、基本的にこのルールを守っていれば、注意されたり声を掛けられることはないという。
■口論相手の尻を刃物で刺す
レッグプレスが空くのを待っていたBさんはしびれを切らしたようで、Aに「まだ終わらないのか」と直接声をかけた。これに対し、Aは「別のこと(ワークアウト)をしたらどうだ?」などと返答したという。
しばらくしてAはロッカールームへ向かったため、Bさんはようやくレッグプレスを使うことができた。
その後、ワークアウトを終えたBさんもロッカーロームに戻ったところ、Aと鉢合わせ。気づいたAが文句を言ったことで、2人は口論に発展。Aは持っていた刃物を、Bさんの左の尻に突き刺した。
■暴行罪で男が逮捕
刺されたBさんが助けを求めてフロントへ走ると、Aが追いかけてきた。ジムのスタッフやそばにいた客らがBさんを取り囲んで守り、別の男性客がAをなだめたそうだ。
そうこうしているうちに警察が駆け付け、Aの逮捕に至った。Aの認否は不明だが、Bさんに対する暴行罪で起訴されている。
Aには約11年前にも刃物で人を刺し、暴行罪で有罪になった前科があった。2021年に仮釈放されるまで、刑務所に服役していたようだ。
Bさんは出血がひどくすぐに病院に搬送され、刺し傷は筋肉まで達する深さだった。そのため500ミリリットルもの輸血が必要になったが、現在は順調に回復しているという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)