陰湿ないじめを受けた男子生徒の母が激怒 「いたぶり写真」公開し正義求める
学校でいじめを受けていたのに、家族にも相談できず苦しんでいた高校生。真相を知って激怒した母親が、SNSに証拠写真と動画をアップした。
「良い環境で、質の高い教育を受けさせたい」という一心で、授業料の高い有名校に子供を入れたものの、悲しすぎる結果に…。
息子がいじめを受けていることを知った母親がSNSで被害を公表したことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■SNSで被害を訴えた母親
タイで子供を育てる女性が2月20日にSNSを更新し、チョンブリー県の高校に通う息子がいじめの被害者であることを公表。加害者が複数の同級生であること、また被害を受けるようになって久しいことなどを暴露した。
息子の高校はいわゆる有名校で、多くの保護者が「ここなら申し分ない」と考え高い授業料を払って子供を通わせている。女性も「立派な先生方からしっかり学んでほしい」「良い友達ができれば何よりだ」と考えて息子を通わせていたが、その願いが叶うことはなかった。
■息子が不登校に
女性によると、息子は親にも悩みを打ち明けることができずにいたようだ。ついには「体調が悪い」と言っては登校を渋るようになったが、何も知らない女性は「怠けているだけ」と判断。仕方なくしばらく様子を見ていたが、息子はなかなか学校に行こうとしなかった。
そこでじっくり話を聞いて理由を知りたいと伝えたところ、息子はようやく「学校でいじめられている」「ずっと我慢していたんだ」と女性に打ち明けた。
■悲惨な被害を知り激怒
息子によると加害者は同じ学校に通う男子生徒グループで、いじめは多岐にわたった。「校則を破れ」などと指示されることも多く、従うよう強要されることもしばしばだったという。
女性はその後、息子が加害者に頭を踏みつけられる様子をとらえた画像、また暑い日の午後に地面に寝そべるよう指示される動画があることを確認。激怒した女性はそれらをSNSで公開し、「指示を拒否して殴られることもあったようです」と説明した。
■学校の対応
息子の被害について知った一部メディアが学校にコメントを求めたところ、教員のひとりは「学校もいじめについては把握していました」と告白。今後については「被害を受けた生徒に詳しい話を聞く予定です」と述べている。
さらに「加害者らの保護者、また被害に遭った生徒のご家族にも(調査結果について)お伝えしていくつもり」「(結果によっては)加害者らに罰を与える予定です」ともコメントしているが、これまでどのような対応をしてきたのかなど詳細は明かしていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)