大金貸した両親に「破産した」と告げられた男性 財産を失い妻との関係も悪化
マイホーム資金や子供の教育費として貯めてあったお金を、会社を経営する両親に貸した男性。利息つきで返してもらうはずが、とんでもない展開に…。
困っている両親を助けてあげたい一心で、大事なお金を差し出してしまった男性。衝撃的な結末をネット掲示板に書き込んだところ、厳しい意見が多数寄せられた。
■父親が悩みを告白
海外で暮らす男性(35)は、所有していた一軒家を高値で売却。おかげで大金が手に入ったが、妊娠中の妻(32)と相談して貯金にまわし、安い貸家で暮らし始めた。
「このお金は、いつかマイホームを買う時に使おう。子供たちの教育費にも充てたい」と考えていた男性に、金属製品を扱う会社を経営する父親が意外なことを明かした。「銀行にお金を借りたいが、ローン審査に通らなかった」というのだ。
■お金を貸すことに
男性は父親の事業が「うまくいっている」「親父は業務を拡大しようと考えているのだろう」と思い、妻とも相談して「貯金があるんだ。貸してあげるよ」と父親に伝えた。
父親は少し戸惑ったが、それを受け入れることに。「利息をつけて返すからな」と言われた男性は、「悪い話ではない」と考えてお金を差し出した。
■両親の破産にショック
しかしその約半年後、男性の母親が泣きながら電話をかけてきて、「うちにはもうお金がまったくない。だから破産手続きするしかなかったの」と説明した。
男性は父親の会社がずっと前から傾いていたことを初めて知って驚き、さらに「両親に貸したお金は、もう戻らない」と気づいたという。
詳しい話も聞かずお金を出したせいで、家族の大事な財産は水の泡になった。男性と両親を信じていた妻もショックを受け、腹を立てている。夫婦関係にも亀裂が生じ困っている男性がネット掲示板『Reddit』に、「僕が悪かったのでしょうか」と書き込んだ。
■「愚か者」と厳しい批判も
ユーザーらは、「あなたは愚か者」「家族の将来を台無しにした」「父親の会社についてしっかり調べるべきだった」「『ローン審査に通らない』と聞いた時点で、経済状況を察するべきだった」といった厳しい意見を寄せた。
また「一番悪いのはお金を受け取った両親だ」「会社が傾いているのに息子の貯金をもらうなんて…」「そのせいで息子夫婦はきっと離婚するはめになる」という声もあがっている。
多くのユーザーは、たとえ家族間であっても、簡単にお金を貸すべきではないと判断したようだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)