『ブギウギ』で話題の青森の郷土料理「がっぱら餅」を実際に作ってみた どこか懐かしい味で甘い
NHK朝ドラ『ブギウギ』で青森の郷土料理「がっぱら餅」が登場して話題に。農林水産省のレシピを参考に実際に作ってみた。
26日放送のNHK朝ドラ『ブギウギ』で、木野花演じる“大野さん”が青森の津軽地方の郷土料理「がっぱら餅」を作るシーンがあり、X(旧ツイッター)でトレンドワード入りするほど話題を呼んだ。
「初めて聞いた」との声が数多くあがったこのおやつについて、農林水産省のサイトでレシピが公開されていたため、Sirabee編集部は実際に作ってみることにした。
画像をもっと見る
■「がっぱら餅」の材料
【8〜10人前】
・ごはん 300g
・黒粉砂糖 100g
・黒ごま 小さじ2
・サラダ油 少々
・小麦粉 50g
・水 100ml
・塩 ひとつまみ
すり鉢の大きさの関係で今回はご飯を半量にしている。がっぱら餅について記者が話を聞いた津軽地方出身の70代女性は「初めて知った」と反応していたので、知る人ぞ知るという郷土料理なのかもしれない。
ちなみに、作中では小野美音演じる愛子のにんじん嫌いを克服するために作られたにんじん入りのバージョンが出ていた。
■「がっぱら餅」の作り方
すり鉢でご飯を軽く潰したら、小麦粉、黒粉砂糖、水、黒ごま、塩を入れて混ぜながらさらにご飯を潰す。
フライパンを熱してサラダ油を入れてなじませ、すり潰したご飯を入れて形を整え、弱火でゆっくりと両面に焦げ目がつくまで焼き、放射状に8〜10等分に切り分けたら完成だ。
■甘くてどこか懐かしい味
使用した砂糖の影響か、写真よりも黒っぽい仕上がりに。はたして気になる味は…
砂糖をたくさん使っているので想像以上に甘い。食べたのは初めてだったが、どこかで食べたことがあるような懐かしさがある。黒粉砂糖の柔らかい甘さとコク、黒ごまの香ばしさがあっておいしい。甘いので子供も好きな味だろう。
今回のがっぱら餅を作るにあたってさまざまなレシピを調べてみたところ、小麦粉だけでなく米粉を使うものや、上白糖を使うものなどを発見した。まさに「家庭の味」が出るレシピだと思うので、色々と試してみてほしい。
■執筆者プロフィール
二宮新一:エンタメ、グルメ記事をメインに執筆している30代ライター。
グルメ記事では、飲食チェーン店の新商品、SNSでバズったレシピを中心に「料理初心者でもわかりやすく」をモットーに紹介。料理人や料理研究家を非常に尊敬しており、自身でも日夜レシピを研究している。
仕事を効率的にしようとパソコンにサブモニターを導入したが、『クッキークリッカー』を眺めるモニターと化してしまった。
・合わせて読みたい→リュウジ氏の「無限ドレッシング」を試したら… どんなサラダも無限に美味しくなり驚き
(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)