96歳で働き続ける男性が話題 「まだまだ辞める気はありません」と豪語
現在も週に5日、8時間勤務をこなす96歳の男性が話題に。「まだまだ辞める気はない」のだそうだ。
近年、ハツラツと活動的な高齢者を目にする機会が増えた。多くは、仕事をしていたり趣味があったりする人たちだという。
ある高齢男性の話題が世間の人々を驚かせていることを、『GOOD NEWS NETWORK』や『EXPRESS』などの海外メディアが報じた。
■バリバリ働く96歳の男性
注目を集めているのは、イギリスに暮らすビル・パートンさん。なんと96歳の彼は、現在もバリバリと仕事をこなしている。
そんなビルさんは第二次世界大戦真っ只中の1942年、14歳の時に配管工の見習いとして働き始めた。
その後、42年前に自身で製材所を設立。当時は従業員が2人しかいなかったが、家族経営で2拠点に別れ、今では60名以上のスタッフを抱える大きな会社に成長した。
■週5日の8時間勤務
設立以来、ビルさんは週に5日、朝9時から夕方5時まで出勤。現在の経営は3人の孫たちが担っており、「息子から孫たちへと3代受け継がれています。これはとても嬉しいことです」とメディアに語った。
ビルさんは普段は主にオフィスで事務仕事を行っているものの、必要に応じて現場の作業、そして工具や機械の修理も行っている。
■生涯でたった6日間の休み
ビルさんは、自身がいまだ活動的でいられる秘訣を「心を動かし続け、立ち止まらず、何かを続けることです。まだまだ辞めませんよ」と明かした。
従業員が困っている時は、いつでも駆けつけ手助けしており、「機械の不調のだいたいは音を聞けばすぐに分かります」とも語っている。
さらに驚くべきは、生涯で休みはわずか6日しか取っていないことだ。最後の休みは1年前で、股関節手術のためだったという。
■影響は亡き妻からも
10代で学校を中退し、「じつは読み書きもできなかった」と告白するビルさん。そのためか、自身の業績を「単に運が良かっただけですよ」と謙虚に語る。
また、数年前に他界した妻のジョアンさんとの出会いも大きかった。60年間をともに過ごしたジョアンさんは頭脳明晰で、何をすべきか、その時々で確実な判断をしていたという。
ビルさんは「何十年にもわたって良い業績を残すことは、とても大変ですからね。妻は私の本当の上司でした」と亡きジョアンさんを称えている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)