食用から「セラピーアニマル」に転身したウサギ 13キロ超えに育ち人気者に
食用として市場で売られていたウサギが、セラピーアニマルとして活躍。街に出ても、その巨大な姿が愛されている。
アメリカ・カリフォルニア州の市場から救出された13.6キログラムの食用ウサギが、病院や空港でセラピーアニマルとして人々を癒やし続けている。『NY Post』や『Fox News』が伝えている。
■食用からセラピー動物に
アレックスという名前のフレミッシュ・ジャイアントは、2020年にカリフォルニア州モデストの食肉市場から救出された。
フレミッシュ・ジャイアントはカイウサギ(飼兎)の中で最大の品種といわれ、主に食用に品種改良された種。話題のアレックスも、30ポンド(13.6キロ)と大柄だ。
市場を訪れたレストランオーナーのケイ・カトウさんとジョシュ・ロウさんがアレックスを買い取り、セラピーアニマルとして活動させることを考えたという。
■街の人気者に
カトウさんとジョシュさんは、3歳になったアレックスをこれまで200以上のイベントに連れて行ったが、その優雅な見た目と大きな姿は人々の注目の的になっている。
注目度が高まりアレックスのファンが増えたことを受け、最近では地元サンフランシスコのいろいろな場所へも連れて行くことが増えたそうだ。
アレックスはよくベビーカーに乗せられて街中を歩き回るが、多くの人たちが立ち止まり、ふれあいを楽しんでいるという。
■SNSでも大人気
アレックスは、セラピーアニマルとしても活躍中だ。地元の病院や空港で、患者や旅行者のストレスを和らげている。
カトウさんとジョシュさんは地域社会でのボランティア活動に積極的で、アレックスを通じて人々を楽しませたり癒やす新たな方法を、常に考えているという。
現在、アレックスのInstagramは2万6,000人以上、TikTokは3万4,000人近くのフォロワーがおり、SNSでも高い人気を誇っている。