赤ちゃんの愛称は「マックフルーリー」? 母親が米マクドナルドの駐車場で出産
病院で出産するはずが間に合わず、マクドナルドの駐車場で…。想定外のスピード出産を経験した女性が、経緯を語った。
「硬膜外麻酔を受けて出産したい」と考えていた妊婦が病院に急いだが、到着する前に赤ちゃんが誕生。意外な場所での出産について、『Fox News』などアメリカのメディアが伝えている。
■いきなり始まった陣痛
1月12日、アメリカ・ウィスコンシン州で暮らす妊婦のアナリシア・ベックさんが、いきなり産気づいた。
お腹の痛みは増すばかりで、赤ちゃんの誕生が近いことは間違いない。夫のダニエルさんは病院に電話をかけて「硬膜外麻酔分娩を予定しています」と伝え、アナリシアさんと車に乗り込んだ。
アナリシアさんは「絶対に病院で産みたい」と考えていたが、分娩は猛スピードで進み、今にも生まれそうな状態になった。
すでに車は出発させていたが、赤ちゃんは待ってくれそうにない。焦ったアナリシアさんは「だめ、もう生まれちゃう」「車を停めて」とダニエルさんに伝えた。
■マックの駐車場で出産
たまたま近くにマクドナルドがあったため、ダニエルさんはその駐車場に停車。アナリシアさんはいったん車を降り、ラゲッジルームに乗り込み横たわった。
「ああ、なんてこと。マクドナルドで出産することになるなんて信じられない」と思いながら痛みに耐えていたところ、救急隊が駆けつけてくれたため、アナリシアさんはいきみ始めた。
そのわずか数分後には、元気な赤ちゃんが誕生。予定日より2週間早く生まれた男の子だった。
■かわいいニックネームも
マクドナルドの駐車場で生まれた赤ちゃんということで、アナリシアさんとダニエルさんはマックを連想させるニックネームをいくつか思いついた。
特に「マックフルーリー」「マックベイビー」「スモールフライ」といった愛称を気に入っているといい、複数メディアが経緯と併せて紹介している。
立ち会った隊員はメディアの取材に応じ、「産気づいたアナリシアさんを病院に連れて行くつもりだったんです」「現場に到着すると同時に赤ちゃんに会えるなんて、予想もしていませんでした」と驚きを語った。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)