祖母へ会いに一人旅に挑戦した6歳児が見知らぬ土地へ 空港スタッフの不手際で…
祖母に会いに、飛行機での一人旅に挑戦した男の子。しかし空港スタッフにより別の便に搭乗させられ、見知らぬ土地で降りていたことが判明した。
我が子の年齢が上がると、一人旅に挑戦させる親もいる。しかし、時には「あってはならない不手際」が発生することも…。
アメリカのある男の子の驚きの体験を、『NEW YORK POST』や『WINK News』が報じている。
■人生初の一人旅
クリスマスを間近に控えていた2023年12月21日、ペンシルベニア州フィラデルフィアに暮らすキャスパーくん(6)が、とんだハプニングに見舞われた。
キャスパーくんはその日、祖母のマリア・マモスさんが住むフロリダ州に向け、飛行機での一人旅に挑戦しようと空港へ。母親に付き添われながら混雑する空港のチェックインを済ませ、スピリット航空会社のスタッフに引き継がれた。
■スーツケースだけ祖母の元へ
時を同じくしてマリアさんはサウスウェスト・フロリダ国際空港で、かわいい孫が到着ゲートから出てくるのを待ち構えていた。
ところが、到着予定時刻をかなり過ぎてもキャスパーくんは現れず、嫌な予感がしたマリアさんがスタッフに尋ねると、預けていたスーツケースだけが発見された。
当時を振り返り、マリアさんは「『フィラデルフィアで孫を預かったでしょう? どこにいるの?』と心臓をバクバクさせながらスタッフに尋ねました」と明かしている。
■孫は別の便で見知らぬ土地へ
驚いた航空会社のスタッフが調べたところ、なんとフィラデルフィアの空港スタッフが、キャスパーくんを誤って別の便に搭乗させていたことが判明した。
すぐにマリアさんは車を走らせ、4時間かけキャスパーくんが待つオーランド国際空港へ。「人生で最も恐ろしい瞬間でした」と語っている。
キャスパーくんが搭乗するはずだったスピリット航空の責任者は、マリアさんへの補償としてガソリン代の支払いを申し出た。
■最も混雑するクリスマスホリデー
スピリット航空は「私たちはお客様を安全に輸送する責任について、真剣に受け止めています。内部調査を行うとともに、このような経験をしたご家族にお詫び申し上げます」と謝罪の声明を発表している。
クリスマスホリデーはアメリカの空港が最も混雑する時期であり、その日もほとんどの便で満席を記録していた。しかし、そのような重大なミスを混雑のせいにするわけにはいかないだろう。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)