ホームレス男性が子犬5匹を救い動物保護施設へ 添えられた手紙に感動する人続出
ある日、動物保護施設の前に5匹の子犬が…。ホームレスの男性が届けたといい、心優しい手紙が添えられていた。
アメリカで今、ある男性による犬たちへの行動が感動を呼んでいる。『FOX News』や『NEW YORK POST』など、各メディアが報じた。
■保護施設の前に5匹の子犬
少し前、ノース・カロライナ州のフェイエットヴィルにある動物保護施設の前に、生まれて間もない5匹の子犬が置かれていた。ホームレスだという男性による手紙が添えられており、「突然すみません。この子たちを助けてあげてください」と書かれていた。
男性は1匹の野良犬にエサを与えかわいがっていたが、その犬は自分では食べずにどこかへ運んで行くため、「子供がいるのかな」と優しく見守っていたそうだ。
■母犬は車に轢かれて死亡
ところが男性はある日、犬が車に轢かれ、道路脇で死亡しているのを発見した。真っ先に子犬たちを心配して周辺を探してみると、寒いなか母犬の帰りを待つ5匹を発見したという。
手紙には「何も告げずに、この子たちを置き去りにして申し訳ないと思っています」と謝罪の言葉が。続いて「私はホームレスなので、この子たちを飼う余裕がありません。ですが子犬たちを、私と同じホームレスにするわけにはいかないのです」と書かれていた。
■「子犬たちにチャンスを」
「母犬とその子たちを思うと胸が張り裂けそう」という男性は、手紙の最後を「私と母犬には与えられなかったチャンスを、子犬たちに与えてあげてください」と締めくくった。
そして1月15日、施設がFacebookで「心優しい男性に感謝します」といったキャプションを添え、男性からの手紙と子犬たちを紹介した。
さらに「我々は子犬たちに愛情を持ってケアをすることで、あなたの気持ちを尊重することをお約束します」と投稿し、男性に施設を訪れ子犬たちと再会するよう呼び掛けた。
■順調に成長中の子犬たち
男性はいまだ施設に来ていないものの、投稿に対して男性への支援のオファーとともに、感動の声が世界中から寄せられた。
この出来事にちなみ、子犬たちはそれぞれチャンス、フェイト、セレンディピティ、キスメット、フォーチュンと名付けられた。当初は栄養失調気味だったが、現在は順調に成長しており、2月1日から里親の募集が始まっているという。
■ホームレス男性が保護した子犬たち
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)