同性愛に理解ない母親を結婚式に呼ばず… 責められた男性が「悪いのは僕ですか」

勇気を出してカミングアウトした男性のことを、認めてくれなかった母親。「そういうことなら結婚式には呼ばない」と決意した男性だったが、今度は泣かれ、親戚からも批判されてしまった。

親子・母親・息子・ケンカ

「僕は同性愛者」と伝えたものの、母親は嫌悪感をあらわにし完全に拒否。「理解してはもらえない」と考えた男性の決断が、親子関係のさらなる悪化を招いてしまった。


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■母親にカミングアウト

今から約10年前のこと、海外で暮らす男性(31)が、ずっと胸に秘めていたある事実を母親(54)に打ち明けた。

「母さん、僕はゲイなんだ」と勇気を振り絞り打ち明けたが、母親は怒り始め、激しい口論に発展。ほどなくして謝られたが、「あなたの性的指向について話し合うのは嫌」「もう二度と『ゲイだ』なんて私に言わないでほしい」と告げられた。

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■結婚式には招待せず

「いつかきっと受け入れてくれる」と信じていた男性は、同性と交際していることを母親にそれとなく伝えたが、母親は動揺し受け入れてくれない。何度か理解を求めたが母親の態度が変わらないため、男性も母親との会話を避けるようになったという。

その一方で同性の恋人とは順調に愛を育み、婚約も成立。そのまま結婚式の準備を進めたが母親にだけは伝えず、式にも招待しなかった。親戚は男性と母親がもめたことは知っていたが、式については「当然母親も知っている」と思い込んでいたようだ。

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■親戚にも責められ…

式からしばらく経った頃、男性のおじが母親と再会。そこで男性の同性婚が話題になり、何も知らなかった母親はショックを受けて泣き出した。

腹を立てたおじは男性に電話をかけ、「お前、ひどいじゃないか」と批判。困った男性は家族にも事情を話して相談したが、「お前は悪くない」という意見は約半数だった。

「母親を結婚式に招待しないなんて残酷だ」という意見も多かったため、悩んだ男性はネット掲示板『Reddit』で助言を求めた。

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■「母親が悪い」という意見

ユーザーらは「あなたは悪くない」と判断し、「そもそも性的指向について話すことを拒否したのは母親のほう」「結婚式に招待する意味などない」といった意見を多く寄せている。

また「母親は(同性愛者である)あなたを拒絶したのだから、同情なんてしなくていい」「このような状態を招いたのは母親本人だと思う」というコメントも目立つ。

どのような性的指向であれ、親のあり方について「子供をありのままに受け止めるべき」と感じている人が多いようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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