被災地で目撃した奇妙なゴミ箱、予想外の前世に目を疑うが… 「天才のアイデア」と称賛の嵐
令和6年能登半島地震の被災地で発見した奇妙なゴミ箱。その意外な正体に「素晴らしいアイデア」と、称賛の声が相次いだ。
「非常時」は読んで字の如く、従来の常識が通用しないケースも珍しくない。そうした事態を乗り越えるには、往々にして発想の転換が求められるもの。
以前X(旧・ツイッター)上では、令和6年能登半島地震の被災地で目撃された「奇妙なゴミ箱」に、称賛の声が寄せられていたのをご存知だろうか。
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■一見普通のゴミ箱だが…
今回まず注目したいのは、Xユーザー・自家用消防車さんが投稿したポスト。「被災地の工夫で、これはすげぇと思った使い方」と綴られた投稿には、室内の片隅に置かれたゴミ箱の画像が添えられている。
一見すると何の変哲もない光景だが…よく見るとこちらのゴミ箱、逆さにした丸イスとビニール袋を組み合わせて作成した「簡易ゴミ箱」だったのだ。
■「素晴らしい発想」と称賛の嵐
筒状のゴミ箱を逆さにし、椅子として使用する…といった活用法であれば、経験のある人もいることだろう。しかし(文字通り)反対に、椅子をゴミ箱として活用する発想は盲点であった。
こちらのポストは投稿から数日足らずで4万件以上ものリポストを記録し、他のXユーザーからは「これは天才のアイデア」「最初、どうなってるか分からなかった…」「知っていると、今後の非常時でも役立てそう」「安定感もあるし、口がちゃんと開いてるのも良い」など、称賛の声が相次いでいた。
■「不足していた物」を補おうにも…
話題のポストが投稿されたのは、1月上旬のこと。
被災地の工夫で、これはすげぇと思った使い方🗑️ pic.twitter.com/N1eljr2HoA
— 自家用消防車 (@jikayoshobosha) January 7, 2024
事の経緯について、ポスト投稿主・自家用消防車さんは「今回、能登町役場から高倉公民館で水を配ってほしいとの依頼を受け、同じく消防車を持っているラバッジョとチームを結成し、3台で伺いました」と説明している。
被災地と聞くと「水不足」を連想するが、自家用消防車さんが支援で向かった先には、そもそも「水を入れる容器」が不足している避難所も珍しくなかった模様。そのような状況の中、限られた物資で工夫し、必要な物(ゴミ箱)として活用する光景を目撃したのだ。
もちろん平時では通常のゴミ箱を使用するところだが「人生は何が起こるか分からない」と、今回の震災で改めて実感した人は多いはず。いつかきっと役に立つので、話題のテクニックをぜひ覚えておいてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)