ホームレスの女が道端で赤ちゃんを産み捨てる… 目撃者のショックは大きく
通りでいきなり出産し、へその緒がついたままの赤ちゃんを引きずって移動しようとしたホームレスの女。昔から地元では知られた存在で、車や歩行者に向かって大声を上げることもあった。
40代のホームレスの女が通りで産気づき、そのまま出産。産み捨てられた赤ちゃんが保護されるまでの経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■出産したホームレスの女
16日午後5時15分頃、ハワイ島ヒロで暮らすホームレスの女(41)が歩道で女児を出産。へその緒の処理などは一切せずに立ち上がり、赤ちゃんを引きずりながら移動し始めた。
しばらくするとへその緒が切れたが、女は赤ちゃんを抱こうともせずその場から逃走。通報を受けた警察と救急隊が現場に駆けつけ、捨てられていた赤ちゃんを保護した。
現場はレストランのすぐ前だったことから、多くの人が女の出産を目撃。その後の様子などを目の当たりにして、大きなショックを受けた。
■救われた赤ちゃん
救急隊はすぐに赤ちゃんのへその緒を切るなど処置を施したが、赤ちゃんは全く動かない。呼吸はしていたためすぐにメディカルセンターに搬送し、医師らに対応を任せた。
一部メディアの報道によると、赤ちゃんは妊娠約38週で生まれたと見られ、現在の状態は良好だという。赤ちゃんを捨て逃げた女はほどなくして警察に発見され、病院に搬送された。
■警察も驚き隠せず
軽罪ではあるが女には前科があり、少なくともここ数年は繁華街で暮らしていたようだ。そのため「あの女を何度も見たことがある」と言う人は多く、歩行者や車に向かって大声を上げる様子もたびたび目撃されていた。
警察署長は一部メディアの取材に応じ、「この仕事を始めて25年ですが、このようなケースは初めてです」とコメントしている。
赤ちゃんの父親は名乗り出ていない可能性が高く、赤ちゃんについては「児童保護当局の保護下にある」と伝えられている。
■衝撃を受けた人々の声
このケースについて報道で知った人たちからは、「赤ちゃんが無事で本当に良かった」「悲劇的ではあるが、無責任な母親と離れることができたという意味ではラッキーだったのではないか」という声があがった。
また「赤ちゃんが愛あふれる家庭に引き取られることを願う」「赤ちゃんを捨てた女は避妊手術を受けたほうがいい」といったコメントもネット上に多数書き込まれている。
・合わせて読みたい→「コンビニのゴミ箱を調べて」の通報で新生児の遺体発見 30代の母親が逮捕
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)