13歳少年がバスで口論になった男性を殺害 「通路に脚が出ていて邪魔だった」
同じバスに乗っていた男性に腹を立て、凶行に及んだ少年。世間からは「どうやって凶器を入手したのか」「親の責任も問うべきだ」という声があがっている。
バスを利用した60代の男性が、13歳の少年と口論に。それが原因でいきなり銃で撃たれ死亡していたことを、『People』『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■バスでトラブル勃発
1月27日の夕方、アメリカ・コロラド州デンバーで暮らす少年(13)がバスを利用し、近くに座っていたリチャード・サンチェスさん(60)という男性に腹を立てた。サンチェスさんが脚を狭い通路に出し、ふさいでいたことが原因だった。
些細なことではあったが少年は完全に理性を失い、口論に発展。所持していた銃を取り出してサンチェスさんに銃口を向け、いきなり発砲した。
■男性乗客の死
直後に救急隊が駆けつけ病院に搬送したが、サンチェスさんは死亡。その他にも乗客1名が怪我を負っていたが軽傷だったため、病院に搬送されることはなかった。
地元警察は、その数日後に少年の身柄を確保。事件の経緯と概要を公表し、「現在も少年に詳しい事情を聞くなどして、慎重に調べを進めている」と説明している。
■悲しみに暮れる遺族
サンチェスさんの孫は記者らの取材に応じ、「信じられません」「祖父は明るい人でした」「本当に悲しく思います」と語った。
遺族がサンチェスさんの死について知ったのは、事件発生から数日後のこと。帰ってこないサンチェスさんを心配して行方不明者届を出しに行き、そこで「亡くなりました」と知らされたのだという。
孫は「どこにいるのかも知りませんでした。祖父は病院にいたのに、(病院や警察から)連絡さえなかったんです」「そのせいで、祖父は誰にも看取られることなく死んでしまいました」と述べた。
■親を責める人も
13歳の子供が銃を持ち歩き、人の命を奪ったというこのニュース。多くの人が驚き、「親は失格。しっかりしてほしい」「どうやって子供が銃を手に入れたのか」「親の責任も問うべきだ」といったコメントをSNSなどに書き込んでいる。
また少年の家族や学校関係者のコメントは今のところ発表されておらず、非行歴があるのかなど詳しいことは公表されていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)