奈緒と木梨憲武の父娘役がハマる理由 愛される娘と笑いと哀愁のギャップ
『春になったら』(フジテレビ系)W主演の奈緒と木梨憲武の父娘役のハマり具合を、2人のここまでの活動から分析する。
現在、『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)でW主演をしている奈緒と木梨憲武。奈緒と木梨がハマり役となる理由を、当人の日常とともに考察する。
■奈緒と木梨の父娘関係
同番組の初回放送は7.2%の視聴率で、月9にも負けず、高い評判を維持。奈緒が3ヶ月後に売れないお笑い芸人と結婚する娘で、木梨が3ヶ月後に末期の膵臓癌で死んでしまう父を演じる。2人の大切な3ヶ月の物語だ。特に奈緒と木梨の父娘の関係性は評判の1つだろう。
■紹介する店が奈緒を応援
奈緒は『あなたの番です』(日本テレビ系) の怪演で大ブレイクし、『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)で、不倫する妻を演じている。だが、今回の娘役も大きなハマり役だろう。
奈緒の人となりがよく分かった番組が、「人生で最高に美味しかった一品」を紹介する加藤浩次MCの『人生最高レストラン』 (TBS系)。
同番組で奈緒が異例だったのは、紹介する店主が皆、奈緒と交流を持っていたこと。それどころか店を挙げて、奈緒をまさに娘のように応援しているケースばかりだったのだ。
■地元でも娘のように愛された奈緒
福岡の牛もつ鍋専門店『赤門屋』では、2代目店主が奈緒の地元応援団長であり、店内では「地元の星」である奈緒を応援する手作りの写真などが多数飾られている。
奈緒は、もともとは福岡のローカルタレントであったと『1周回って知らない話』(日本テレビ系)のゲスト出演時でも紹介された。
同番組では、『ももち浜ストア プラス』(テレビ西日本)という人気ご当地番組での、リポーター時代の映像も公開。人懐っこく、人と触れ合いながら地道に大成した人となりが、木梨の娘役をピタリとハマらせるのだ。
■自由に活動し始めた木梨
一方、木梨は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)終了以来、ピンで自由に活動。
木梨は当初は特に音楽活動に力を入れ、TVでとんねるずとしてレギュラーで毎週活動していたときより、精力的。
木梨は『木梨の貝』という動画配信を『GYAO!』で行っていたが、『GYAO!』がサービスを終了すると、『U-NEXT』にプラットフォームを移した。木梨が決してYouTubeを選択しないところに、自由を制限されたくない意思が現れているだろう。