ネット上で絡まれた経験ある人は2割以上 怖くなってアカウントを閉じたという人も
悪質な場合は開示請求を受けて損害賠償を求められたり刑事告訴されたりすることも。
■SNSで絡まれて面倒な思いをした
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で26.9%の人が「SNSなどのコメント欄で絡まれて面倒な思いをしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は27.6%、女性は26.1%という結果になっている。
■怖くなってアカウントを閉じてしまった
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「Xでなんとなく日常のことを呟いていたりしていたことがあるのですが、夫の子育てについてのぼやきをいくつか投稿したら、見ず知らずの人から反論というか、あなたが悪いというような内容のリプがついたことがあって…」と述べた。
事情を何も知らない無関係の人からのあまりの言い草にカチンときてしまい、反論をしたところ、しつこく何度も彼女を非難するような内容のコメントが書き込まれたという。相手をするのが怖くなってしまい、アカウントを閉じて、それ以降SNSは見て楽しむだけにしているそう。
■開示請求を受け告訴されることも
顔が見えないネット上での誹謗中傷はSNSが発達した社会において重大な問題の1つだろう。知り合いに対して面と向かって言えないようなことを、顔も知らないアカの他人には好き勝手に投げつけてしまえる人もいる。
しかし、いくら顔が見えないとはいえ、相手を傷つけたり権利を侵害したりすれば、開示請求を受け告訴されることもある。言葉というのはそれほどの威力をもって受け止める人を傷つける可能性があるということだ。
■発する前にもう一度内容を振り返ってみて
まずは、自分が傷つける側に立たないように、発する言葉に責任を持つとともに、万が一おかしな相手に絡まれた際には、スクショなどで証拠を残し、いつでもしかるべき措置をとれるようにしておくことも必要かもしれない。
いずれにしても、できることなら変に絡まれることなく、楽しくSNSを楽しみたいもの。発信する際は、誰かを傷つける内容になってはいないか、公の場で見られてもいい内容かどうかなどをしっかり考え、責任を持って言葉を選んでいきたい。
・合わせて読みたい→約6割が経験あり SNSでの知らないアカウントへの”ある行為”への賛否
(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女968名 (有効回答数)