2023年から2024年をまたぎ誕生した双子 「非常に稀な現象」と専門家
2023年の年末と2024年の年始に生まれた双子の兄弟。誕生年が異なるケースは、非常に珍しいという。
ある女性が、年をまたいで2人の子供を出産。極めて稀な「誕生年が異なる双子が誕生した」と話題になっている。『CBSニュース』や『CNN』が報じている。
■年をまたぎ双子が誕生
アメリカ・ニュージャージー州のバーチャ・ボーヒーズ病院で、双子のエズラちゃんとエゼキエルちゃんが生まれた。
父親のビリー・ハンフリーさんが「鼻筋の幅が広いんです」と語るように、2人は二卵性で見た目も異なる。しかし最大の違いは、それぞれ2023年と2024年生まれというように、誕生年が異なる点だ。
エズラちゃんは2023年の大晦日の午後11時48分に誕生、遅れること約40分後の2024年1月1日午前12時28分にエゼキエルちゃんが誕生した。
■極めて稀な現象
母親のイブさんは「『僕たちは双子です』と言っても、人々に納得してもらえないかもしれませんね」と語る。
米国疾病予防管理センターによれば、双子の出産は出生児の約3%に当たるが、双子が別々の日に生まれる確率は稀な現象だという。
出産に立ち会ったメリッサ・ユルカニン医師も、「私が開業して以来、双子が別々の日に、ましてや別々の年に生まれたことは一度もありませんでしたね」と、奇跡的な瞬間の目撃を喜んだ。
■年末年始に祝い事が集中
実はハンフリー家には、他にも誕生日や記念日にまつわる珍しいエピソードがある。
父親のビリーさんは12月31日生まれで、エズラちゃんと同じ誕生日。双子の兄であるヒゼキアさんは1月3日生まれだ。さらに母親のイブさんは12月生まれで、夫婦は12月が結婚記念日なのだとか。
この家族は年末年始の間に誕生日、記念日、クリスマスといったすべての祝い事が集中するため、最も忙しい時期になるという。
また牧師であるビリーさんと生物学の教授であるイブさんは、子供たちに聖書から名前をつけるというテーマを続けており、ヒゼキア、エズラ、エゼキエルの名前はすべてが聖書に由来しているそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)