【DeNA】三浦監督も熱投で喝!? 梶原昂希と林琢真の新星快速コンビにかかる”かき回し役”への期待
横浜DeNAベイスターズはキャンプ3日目。三浦大輔監督がバッティング投手として登板した。
例年通り2月1日から沖縄県宜野湾市で春季キャンプをスタートした横浜DeNAベイスターズ。連日新キャプテンの牧秀悟や、ドラ1ルーキー・度会隆輝に熱視線が送られている中、3日目には三浦大輔監督が初投げを披露した。
■約20分の“初投げ”
1塁側ベンチ前で入念にキャッチボールし肩を作った三浦監督は威風堂々マウンドへ闊歩。スタンドのファンからは大きなどよめきとともに拍手に送られ、2年目の林琢真と、3年目の梶原昂希相手に約20分の熱投を披露した。
打ち終わって林は「キレッキレでした」と笑顔で振り返り、梶原も「(三浦監督の球を打つのは)初めてではないんですけど、コントロールがめちゃめちゃいいので、いい意味で打ちやすいです。流石だなと思います」と現役時代を彷彿させる“精密機械”ぶりに舌を巻いた。
■昨季は1、2番が不安定
昨シーズンは1、2番が固定できず、出塁率の高い佐野恵太をトップバッター起用でスタートを切るも結果が出ず。
大田泰示、関根大気、梶原昂希、楠本泰史、桑原将志、蝦名達夫、知野直人、林琢真と9名もの選手が経験したが、1番の打率は.221、出塁率.287と低調に終わってしまった。
2番はのべ14人とさらに多くの選手を起用したが、打率.216、出塁率.268と散々な結果となった。
その影響もありその後に構える打点王・牧秀悟や首位打者・宮崎敏郎を十分に活かしきれなかったかったことが、交流戦で優勝しながらもリーグ3位になってしまった原因の1つでもある。
■林、梶原とも1番に熱視線
指揮官は「打率はともかく出塁率3割は欲しい」と公言していることからも、昨年1、2番を経験した2人にかかる期待は大きい。
その意味も含めて今シーズン初のバッティングピッチャーを務めたのかの真意は不明だが、林は「1番ショート」梶原も「1番は空いている」とトップバッターに意欲を示しているだけに、ひとスイングひとスイングに力がこもっていた。
このコンビの他にも、候補は数多く存在するベイスターズ。その座を射止めるのは誰なのかに、いまから注目が集まっている。
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(取材・文・写真/Sirabee 編集部・萩原孝弘)