芦原妃名子さんの急死受け「日本漫画家協会」が呼びかけ 「協会までご相談ください」
『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんの訃報を受け、日本漫画家協会が追悼のコメントを発表。ユーザーからは漫画家の権利を守るよう意見が寄せられている。
公益社団法人「日本漫画家協会」が30日、公式X(旧・ツイッター)を更新。漫画家・芦原妃名子さんの訃報を受けて追悼のコメントを発表し、会員に向けてのメッセージを呼びかけた。
■漫画界に波紋が広がる
芦原さんは昨年10月から12月まで日本テレビ系で放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、今月26日に、実写ドラマの脚本をめぐって制作側とトラブルとあったことを公表。同29日に栃木県内で死亡しているのが見つかった。
芦原さんの訃報に、漫画界からは悲しみの声が多くあがるなど波紋が広がっている。
■「協会までご相談ください」
同協会は、「この度の訃報に接し、ご親族、関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」とコメント。
「会員の皆様は、契約等のお悩みがございましたら協会までご相談ください。専門知識、または経験則のある人間が対応いたします」と呼びかけている。
■1964年に設立
日本漫画家協会は1964年に設立され、2014年に公益社団法人化された漫画家団体で、現在の会長はちばてつや氏、理事長は里中満智子氏が務め、会員数は3,400人となっている。
「健全なる漫画の普及」や「漫画文化の国際交流」などのほか、「日本漫画家協会賞」の主催、著作権等の管理事業、身分証の発行、漫画家向けの健康保険の案内業務などを行っている。