サルが観光客からパスポートを強奪 ビリビリに破り返そうともせず…
バリ島で、観光客がサルに物を奪われる被害が増えている。今回はパスポートをビリビリにされてしまった。
観光地で気を付けるべきは、人によるスリや強盗だけではない。野生動物もかなり危険であることを、アメリカの『NEW YORK POST』やオーストラリアの『news.com.au』が報じている。
■サルがパスポートを破く
インフルエンサーのノエミ・ロジャスさんという女性が、このたび「noemirojasr」のアカウント名でInstagramに動画を投稿した。
ノエミさんは先日、インドネシア・バリ島のウブドにある自然保護区の森「モンキーフォレスト」を訪れた。そこには200匹を超える野生のサルたちが大切に保護されながら暮らしており、バリの人気観光地のひとつになっている。
そこでノエミさんは赤いワンピースを着た女性が、困り果てていることに気が付いた。なんとサルが女性のパスポートを一瞬にして奪い取り、ビリビリと破いていたのだ。
女性は別の紙を1枚用意してサルの目の前に置いたものの、サルはまるで気にも留めず、パスポートを破り続けた。その後、女性がどのようにしてパスポートを回収したのかなどは、明らかになっていない。
■バリのサルは凶暴で有名
動画に対し「バリのサルはギャングだからね」「あそこのサルは凶暴って聞く」などの声が書き込まれ、サルの気性の荒さは一部の間では有名のようだ。
他にも「なぜパスポートを持って行ったの?」「いい勉強になりました」「せっかくの旅行が大惨事だ」といったコメントも寄せられている。
さらに別の人は「サルが多い場所には、バナナを持参したらいいよ。一瞬でそっちに行くから」とのアドバイスを送った。
■凶暴なうえに賢いサル
昨年秋にも、バリ島のサルが観光客の貴重品を奪い話題となっていた。美しい海岸を見下ろせる崖の上で女性が写真を撮っていたところ、1匹のサルが携帯電話をいきなり奪い取ってしまった。
彼女はバッグからブドウを取り出しサルに見せるが見向きもせず、次にキウイフルーツを渡すと、なんとサルはもう1個を要求。2個のキウイフルーツをもらうと、ようやく携帯電話を女性に返していた。
■サルがパスポートを奪いビリビリに…
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)