しっかり乾かす人は半数以下 「髪が長いとドライヤーを握る手が疲れてしまう」
頭皮に水分が残っていると血行不良やたるみの原因になることも。
■ドライヤーは髪の毛が完全に乾くまでかける
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女968名を対象に実施した調査では、全体で46.3%の人が「ドライヤーは髪の毛が完全に乾くまでかける」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は36.0%、女性は57.7%という結果になっている。
■ロングヘアは時間がかかるためつい適当に…
編集部が話しを聞いた30代の女性は「しっかり乾かさなければと思いつつ、ロングヘアで時間がかかるので、つい適当なところでやめて残りを自然乾燥にしてしまいがちです」と述べた。
しっかりタオルドライしているつもりでも、やはり乾かすのには時間がかかり、ドライヤーを握る手も疲れてしまうため、完全に乾かすことはほとんどないという。
■濡れた髪はダメージを受けやすい
ヘアカラー・頭髪化粧品メーカーのホーユー株式会社が運営する美髪情報サイト「LICOLO(リコロ)」では、正しいドライヤーの使い方やヘアケアの方法について解説している。それによると、濡れた髪はキューティクルが開いているためダメージを受けやすいため、自然乾燥はNGだという。
また、濡れて湿った頭皮は雑菌が増えてニオイの原因になりやすいため、夏の暑い日でも頭皮と根本部分は優先的に乾かしておくことを勧めている。さらに、頭皮に水分が残っていると血行不良の原因にもなるという。
頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に栄養が行き渡らなくなったり、顔のたるみに繋がったりすることもあるようなので、やはり、髪の毛はしっかりと乾かしておいたほうがよさそうだ。
■風の当て方で仕上がりが変わる
まずは髪の毛の水分をしっかり取りつつ髪を傷めないように、できる限り摩擦を少なく優しくタオルドライし、お風呂から上がって30分以内に乾かすのがベストだそう。乾かしすぎてオーバードライになるのも良くないため、温風では10分以内を目安に、8割程度乾かしたら、最後に冷風を当てると良いという。斜め上から冷風を全体に当てるようにして仕上げると、キューティクルがきゅっと締まってツヤも出るそうだ。
反対に、下から風を当てると、キューティクルが剥がれやすくなってしまうのでNG。また、毛先から乾かすと、オーバードライになりやすいので、根本付近から乾かし始めるのがオススメのようだ。
ドライヤーでの乾かし方を工夫することで、髪の健康や扱いやすさにも影響するようなので、専門のメーカーなどによる解説を参考にしてみてもいいのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)