ビートたけし、『TVタックル』で高齢者に提言 「国にタカるのではなく…」
ビートたけしが『TVタックル』で高齢者に「自分で生きることを考えて」と持論を展開した。
■高齢者の踏切事故を特集
番組は高齢者の踏切事故を特集。15メートル以上の踏切で遮断器が下りる前に渡ることができず、危険にさらされるVTRなどが放送される。
スタジオで様子を見たたけしは「いやあもう、これを見ると身につまされますね。歳をとったという自覚がないんだよ、俺ね」とコメント。
さらに「こないだ車が来たから早く向こう側に渡ろうと思って。頭は若いのよ。でも、足がもつれて倒れて。そしたらみんな車が止まってくれたんだけど、『あ、俺は歳なんだ』と思って」と告白した。
■阿川が踏切事故防止策を提案
出演者はその後、踏切事故防止策を議論していく。
阿川は「対処療法として、私ちょっと思ったんですけど、遊園地の8人乗りのあの電車みたいな、カートみたいなのを置いて、(渡る)自信がない人はここに座って待ってください、それに乗ってガーと行く」と提言する。
東国原英夫が「カートは時間が決まってるんですか?」と質問すると、「いや、8人満杯になって次の踏切が開いたら行く」と話した。
■たけしと東国原がツッコミ
阿川の提言を聞いた東国原は「いっぱいになるまでに何回もやり過ごさなければいけない、待っていなければいけない。行きたいのに」とツッコミ。
するとたけしも「7人いて1人でなかなか来なかったら、延々7人でにらみ合いながら、待っていなければいけない。やっと8人目が来て『早く来いよ、バカヤロー』って喧嘩になる」と笑う。
ツッコミを受けた阿川は「じゃあ5人にする」とコメントしていた。
■たけしが高齢者に提言
踏切事故の特集を放送後、公営住宅の高齢化問題などを議論する。
番組最終盤にたけしは「われわれもね、歳をとったら、なるたけ国に迷惑をかけないように生きていかないと。そういう自覚がないとだめだね」と指摘。
そして「歳をとったことを自慢気に国にタカるんじゃなくて、自分で生きることを考えなさいって。いつまでたっても老人社会とか言われるよ? 邪魔者になるから」と提言していた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)