批判する人もいるが… 約2割の「才能があるの人の人間性」に対する考え方
芸術家肌の人のなかには、気難しいタイプもいると言われているが…。
なにかしらの才能がある人は、周囲から称賛を受けることもあるだろう。それでは才能はあるものの人間性が最悪な場合、どのように評価されることが多いのか気になるところである。
■約2割「才能があれば人間性は…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「才能のある人」に関する意識調査を実施したところ、全体で23.8%の人が「才能があれば人間性が悪くてもあまり気にしない」と回答した。
■若い男性に多い傾向
性年代別で見ると、10〜30代の男性が高い割合になっているのが印象的である。
一方で女性は、すべての年代で2割前後と低くなっている。また男性も年齢を重ねると、男性でも内面を重要視する人が増えるようだ。
■仕事ができるのであれば
仕事ができるが性格がよくない先輩を持つ20代男性は、「会社の先輩はかなり性格に難があり、付き合いにくい人なんです。自分の機嫌で周囲を振り回すところもあり面倒なのですが、仕事が速くてめったにミスもしません。そのために文句のつけようがなく、職場の戦力としてはとても重要な存在だと思っています」と話す。
しかし同じ部署にはその先輩を苦手に思う人もおり、「後輩はその先輩に、かなり萎縮してしまっているのが見てわかります。よく愚痴を言っていますし、苦手意識を持っているのでしょう。僕自身は気にしないようにしていますが、繊細な性格の人は一緒にいるのだけでつらいのだと思います」と続けた。
■コミュニケーションも仕事
仕事ができても人間性が悪いと意味がないと考える30代女性は、「どんなに仕事ができて才能がある人でも、人間性の悪い人は認めません。コミュニケーションを取るのも仕事のうちだと思っているので、それができていない人は致命的だと思うんです。その人のせいで、他の人のモチベーションが下がればマイナスになりますし…」と語る。
失うもののほうが大きいと思っているようで、「以前の会社には、周囲に当たりのきつい人がいました。ものすごく仕事ができるのですが、その人のせいで多くの人が辞めていくのも事実で…。私が辞めたのもその人の影響なので、その人が仕事ができて得られるものよりも失うもののほうが多かった気がしています」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女800名