中学生が警察署で「勉強のストレスが半端ない」と涙 親からプレッシャーをかけられ…
学校の宿題もあるのに、個人指導の教師もつけられ勉強に追われる毎日。ストレスに耐えきれなくなった少年は警察に行き、救いを求めた。
どんなに頑張っても満足せず、「もっと勉強しろ」とプレッシャーをかける両親。耐えきれなくなり警察署に駆け込んだ中学生について、『AsiaOne』『South China Morning Post』など海外メディアが伝えている。
■警察に救いを求めた少年
中国・湖北省で暮らす男子中学生Aくんが制服姿のまま警察署に駆け込み、「ストレスでいっぱいなんです」「個人指導の先生と勉強するのはもう嫌だ」と訴え涙を流した。
驚く警察官からティッシュを渡されたAくんは、顔を拭きながら普段の生活ぶりを説明。週末も勉強に追われているのだと明かし、「午前中は宿題をこなし、午後には個別指導を受けているんです」と話した。
成績は悪くはなく、クラスでは8位で学年では25位だというが、両親は満足してくれず、プレッシャーばかりかけるのだという。
■優しく声をかけた警察官
じっくり耳を傾けた警察官は憔悴した様子のAくんに同情し、「そうか。君は良い成績をとっているんだね」「ご両親は、もう少しだけ頑張ってほしいと願っているんだろうね」と優しく声をかけた。
それでも落ち着かないAくんに警察官は寄り添い、数学の宿題を手伝うなどしたのだという。その後、Aくんと警察官のやり取りをとらえた動画がネットで公開に。SNSなどで見た人たちから様々な意見があがっている。
■同情や励ましの声が噴出
動画を見た人たちからは、「Aくんは本当に疲れているように見える」「なんてかわいそうな子なんだろう」といった声が噴出。「どうしてこの子の親はここまで勉強を強いるのか。厳しすぎる」というコメントもネットに多数書き込まれた。
ただ一部のネットユーザーは社会の厳しさを指摘し、「実際に、良い企業が求めるのは有名大学を出た人間ばかり」「だから頑張って勉強しないと将来は暗い。勉強のプレッシャーは確かに苦しいけれど、頑張って耐えるしかない」と書き込んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)