【DeNA】ベイスターズ春季キャンプの振り分けを発表 A班・宜野湾抜擢の若手注目株はだれ?
沖縄県宜野湾・鹿児島県奄美で行われる、春季キャンプのメンバーを発表した横浜DeNAベイスターズ。三浦大輔監督の思惑は…。
ベイスターズは24日、春季キャンプメンバーの振り分けを発表。沖縄県宜野湾で行われるA班には46名、鹿児島県奄美で行われるB班には37名と、昨年の各45名、34名と同じような割合で振り分けられた。
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■ルーキーに期待の三浦大輔監督
昨年も奄美に実績のあるベテランを多く配し、期待の若手を宜野湾に抜擢していたが、今年は昨年よりもさらに色濃くなった印象を受ける。
昨日のスタッフミーティング後、三浦大輔監督は「新人が4人A班に入る以外は話しません」としながらも、ルーキーに対して「どういう動きをするか。その辺りを見ていきたいですねとコメントしていた通り、新人以外のホープにも自分の目でチェックしたいとの意が働いたと見るのが普通だろう。
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■注目は度会隆輝
その中でも注目はやはり「見てみたいし、見ないといけないという選手」と指揮官も熱視線を送るドラフト1位の度会隆輝。入団前から明るいキャラクターは図抜けており、新人合同自主トレでも順調に調整できているようで、いよいよ野球での実力が試されるときが来た。
ほかでは3年目の投手・小園健太と2年目の捕手・松尾汐恩の“高卒ドラフト1位”コンビだろう。2人ともまだ一軍での出場はないが、昨年小園は先発で17試合登板を果たし、松尾はルーキーながらサイクルヒットを放つなど、1年間ファームで研鑽を積んだだけに、一軍首脳陣にしっかりとアピールしたいところだ。
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■期待の若手を多数抜擢
ほかのピッチャーでは小園の同期で、昨年ファームで最多勝も視野に入っていた深沢凰介や、オリックスから移籍のサブマリン・中川颯、今年こそは一軍に定着したい、ともに育成出身の中川虎大と宮城滝太にも注目したい。
キャッチャーでは2年連続で大和&牧秀悟との自主トレに参加し、打撃を磨いた益子京右。昨年山本祐大が大ブレイクし、下からはプロスペクトの松尾が控えるだけに、ここでのアピールは必須となる。
また育成では外国人を除くと唯一選出された外野手の村川凪。最大の武器である俊足で、チームに足りない機動力をもたらす存在として一気に支配下登録を掴みたい。
奄美大島とは距離もあるため、多く抜擢された若手のホープたち。秋季トレーニングからオフに向け「個を磨いてほしい」といい続けてきた三浦監督のお眼鏡に叶うプレイヤーの数だけ、ベイスターズは強くなる。
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■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)