おいでやす小田、下積み時代の“地下ライブ”の話明かす 「200円とか100円で…」
おいでやす小田が千原ジュニアのYouTube動画で下積み時代を語る。さらば青春の光、ヒコロヒー、ななまがり、ミルクボーイとともに地下ライブに出ていたと語った。
お笑い芸人・おいでやす小田が15日、千原兄弟の千原ジュニアによるYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』に出演。下積み時代にさらば青春の光やヒコロヒーらと一緒に地下ライブに出ていたことを明かした。
■下積み時代は地下ライブで活動
今ではピン芸人として売れっ子の小田は吉本興業の養成所・NSC大阪校23期の卒業生。しかし下積み時代は長く、吉本の劇場メンバー入りを果たすまでには9年半かかったという。
それまでは自分たちで会場の準備やチケット販売を行う“地下ライブ”を行っていたそう。
「自分らで小屋押さえて、だいたい1日2万~3万円くらい。それを15組ぐらいの地下ライブ芸人で割る」と会場の準備について説明し「チケットを刷る、自分らで。それを200円とか100円で街中で売る。難波とか天王寺とかで売る」「売れば売るだけペイできる(採算が取れる)」と地下ライブの詳細を話した。
■一緒にいた芸人は…
そこでジュニアは「そのときに一緒にやってたメンバーは誰?」と質問。
小田は「まぁけっこう多いっすよ」と言い、さらば青春の光、ヒコロヒー、ななまがり、ミルクボーイを挙げ、「何個もあったんすよ。インディーズっていうライブが」と補足した。
■事務所の当時の対応は…
自分たちでライブを運営していたという話を聞いたジュニアは「吉本がOKしてくれてたんや」と言うと、「いやそれが… 黙認っていうか」と小田。
「今でも20年ぐらい続いてる問題で、吉本が3~4年に1回くらい『(地下ライブを)やめろ』って言うてくるんすよ」と、取り締まられることもあると明かす。
しかし、「(吉本が)見張るんすけど、半年ぐらいでもう飽きるんです。それの繰り返しです」と、地下ライブをめぐる吉本の対応について説明した。
■下積み時代に「大変だな」
小田から下積み時代の話が明かされ、動画のコメント欄には「吉本の劇場メンバーってほんの一握りって聞くけど、それ以外の芸人は大変だな」といったコメントが上がった。
小田はメディアに出るまでは20年ほどかかったとも話しているが、『M−1グランプリ2020』ではピン芸人・こがけんとのユニット「おいでやすこが」として準優勝。ピン芸人が競う『R−1ぐらんぷり』(現・R−1グランプリ)では5年連続で決勝進出するなど、賞レースでも活躍する。
今はバラエティ番組に引っ張りだこで、長い下積みが報われる形になり「M−1の準優勝は感慨深かったですね…」「売れて何より」「下積みの長さゆえの魅力がある人なんやと思う」といったコメントも寄せられている。