インディーから超大作まで良作が多かった! 幽霊坂ゆらぎが選ぶ2023年やってよかったゲーム10選
幽霊坂ゆらぎが独断と偏見で選んだ、個人的にオススメしたい2023年のゲーム10作品を紹介します。
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■ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switchから2023年5月に発売されたアクションアドベンチャーゲームです。
前作「ブレスオブザワイルド」の続編で、元々高い完成度に加えて、前作の時点で十分すぎるほど広かった冒険エリアが倍増するという、まさに超大作という言葉がふさわしい作品ですね。
今更私がレビューするまでもなく、すでに多くの方がハイラル生活を満喫していると思いますが、私個人の感想としては、前作「ブレワイ」から少し時間が経過したことで、そこで暮らす人々の生活が浮かび上がってきたことが印象的でした。
前作で苦楽を共にした仲間が成長していたり、討伐したはずの敵キャラまでもがしぶとく生きていたりと、あらゆるものが細かく変化しているので、まるで彼らがゲーム機の中でそれぞれの時を過ごしていたかのようです。
ちなみに各方面で話題を集めているエンディングについてですが、私は両親指を立てながら「幸せならオッケーです!」と言いたい派です。
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■Risk of Rain Returns
『Risk of Rain Returns』はSteamから2023年11月に発売された2Dローグライクアクションゲームです。
同ジャンルの金字塔である『Risk of Rain』の10年ぶりのリメイクということで期待値はかなり高かったのですが、大事な部分はそのまま残し、大幅に新規要素を追加することで元々面白かった作品がますます面白く、さらに遊びやすくなっています。
本作完全新規のアイテムやキャラクターも多く、3D作品としてリリースされた『Risk of Rain 2』からも多数の要素が輸入されているため、過去作を遊んだ人も新鮮な気持ちで楽しめます。
さらに、高難度のチャレンジモード「プロヴィデンストライアル」もあるので、気づいたらすごい時間を溶かしていました。
■HoloCure – Save the Fans!
『HoloCure – Save the Fans!』はSteamから2023年8月に発売された『Vampire Survivors』ライクな2Dアクションゲームです。
ある時期の私はとにかくヴァンサバに飢えており、むさぼるように同ジャンルを漁っていたのですが、そこで出会ったのがこの作品です。
かわいいドット絵に惹かれて始めると、操作可能なキャラクターの多さや各マップの作り込み、同ジャンルの中でも飛び抜けたボリュームとクオリティに圧倒されてしまいました。
本作はVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の非公式ファンゲームという少々特殊な立ち位置なのですが、題材となったVTuberの皆さんが本作を楽しんでプレイしているのも印象的で、同じVTuberの端くれである私も感じ入るところがあります。
しかも本作は無料なので「お金が払えない!」と嘆くファンも多いようですが、かくいう私も支払い先を探してウロウロし続けています。非常にとっつきやすいので、気になった方はとりあえずダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
■デイヴ・ザ・ダイバー
『デイヴ・ザ・ダイバー』はSteamから2023年6月に発売されたハイブリッド海洋アドベンチャーゲームです。
本作はダイビングをして魚を獲り、その魚をネタに寿司屋を営業し、売上で装備を充実させたりスタッフを雇い、新たな食材と海のロマンを求めてさらに深層に潜っていくという、様々なジャンルをかけあわせた欲張りセットのようなゲームです。
最近のゲームとしては珍しいことに、登場人物のおじさん密度が非常に高く、ぽっちゃり体型で気のいい主人公のデイヴをはじめ、寿司職人のバンチョ、武器屋のダフなど個性豊かなおじさん達が多数登場するんですよね。
ドット絵と3Dを掛け合わせた美麗なグラフィックや、基本システム部分の完成度の高さなど、あらゆる点のクオリティが高い本作ですが、個人的にはおじさん達の人間模様が最高だと思います。
■Against the Storm
『Against the Storm』はSteamから2023年12月に発売された基地建設タイプのストラテジーゲームです。
私はちょうど本作をアーリーアクセス時代から遊んでいたのですが、あまりにも完成度の高いので、「いつ正式リリースするんだろう」と思っていたら、滑り込みで2023年内に間に合ったので紹介させていただきます。
このゲームを短い文章で説明するのは難しいのですが、『Age of Empires』などのRTSにおける拠点建設部分をひたすら繰り返すゲームシステムとなっています。
一般的なRTSと違って戦闘が無いためひたすら内政を行なうのですが、基本的にはまともに拠点を維持するのも難しいバランスで、その上全てが毎回ランダムなローグライク要素のおかげで中毒性がヤバいことになってます。
正式リリース以降多くの人がこのゲームの魅力に取り憑かれているようで、私も気を抜くと再びスモルダリング・シティに戻ってしまいそうに…。
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■ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』はSteamから2023年8月に発売された本格メカアクションゲームです。
私はこれまでVTuberとしての活動の中でACシリーズの曲のアレンジを隙あらば行なっていたのですが、半ば諦めていた「新作」の報せを聞いた時は喜びで頭がどうにかなりそうでした…。
「待ちに待ったACの最新作が10年ぶりに出るぞ!」と私自身の期待値も高かったのですが、そのハードルを軽く飛び越えるくらいしっかりと作り込まれており、まさに「2023年のAC最新作」にふさわしい内容でした。
個人的にはシナリオが特に良かったですね、ACなのに意外とみんな人間味があって、過去作を遊んだ人ほど驚くかもしれません。
また、シリーズの中でも極めて遊びやすく調整されているので、今作からACを始める方にも安心してオススメできます!
本当はもっと簡潔に紹介するつもりだったのですが、書きながらプレイ時の思い出が蘇ってしまい、思ったよりも長くなってしまいました…。
この記事の感想がありましたら、皆さんの2023年ベストゲームと一緒に教えて下さいね。
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(文/Sirabee 編集部・幽霊坂ゆらぎ)