板前歴20年のプロが教える「極厚のしみしみフレンチトースト」 一晩浸け込む必要なし
フレンチトーストは卵液に一晩浸けなくても大丈夫? 板前歴20年のプロが教える方法を実践してみた。
おいしいフレンチトーストを作ろうとすると、レシピによっては卵液に一晩浸け込むなど意外と時間がかかる。とくに分厚いフレンチトーストを作ろうとすると準備段階から面倒だ。
明治45年創業の料亭がルーツの「仕出し割烹 しげよし」による「プロ直伝のレシピ」をわかりやすく紹介しているYouTubeチャンネル『料亭スタイル』が、「極厚のしみしみフレンチトースト」のレシピを投稿。メイプルシロップいらずの甘くて分厚いフレンチトーストだった。
画像をもっと見る
■「極厚のしみしみフレンチトースト」の材料
・6枚切りの食パン 3枚
・練乳 120g
・卵 2個
・牛乳 200cc
・グラニュー糖 適量
・サラダ油 適量
・バター 適量(20gほど)
分厚い食パンを1枚使うのではなく、あえて6枚切りの食パンを3枚使うのは、卵液を染み込みやすくするため。練乳を120gという量は「森永ミルク」まるまる1本の量なので、なかなかに豪快である。
■フレンチトーストの作り方
ボウルに卵を入れてよく混ぜ、牛乳、練乳を入れて卵液を作る。卵液はザルなどで濾してバットに入れ、そこに耳を落とした食パンを入れて両面に染み込ませていく。電子レンジでパンを温める必要もないので非常に楽だ。バットの中で食パンを動かしたりして15〜20分ほど経つとしっかりと染み込むぞ。
なお、余った耳は、揚げたりバターで炒めて砂糖を振って食べるなどして活用してほしい。
■焼くときのポイント
フレンチトーストを焼くときは卵焼き用の四角のフライパンを使うのがポイント。3枚重ねた食パンをじっくりと焼きながらフライパンの角で成形していくイメージだ。
バターが焦げるのを防ぐためサラダ油と一緒に入れ、3枚重ねた食パンを入れたら極弱火で焼き色をつけていく。
少しだけ焼き色がついたら一度ひっくり返し、フライパンの角で成形。焦がさないようにある程度焼き色がついてきたら、今度はグラニュー糖をまぶしてひっくり返し、もう片方の面にもグラニュー糖をまぶす。最後にバターを乗せてさらに少し加熱したら完成だ。
卵液が染み込んだ3枚の食パンは重く、卵焼き用のフライパンで扱うのは難しいので、火を入れすぎないようにゆっくりとやっていこう。