妻に激しい暴行加えた夫に実刑判決 9歳の末っ子が撮影した動画が決め手に
子供たちの目の前で、妻が流血するまで殴り続けた夫。幼い子供がその様子を撮影していたことから逃げ切れず、実刑判決を言い渡された。
男は「なぜ血が?」「俺は何も知らないね」と、嘘をついてしらばっくれた。しかし末っ子が、こっそり撮影してあった暴行の動画を当局に提供。その後に男が実刑判決を下されるまでの経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■妻への凄まじい暴行
10月9日の午前、アメリカ・カリフォルニア州ユバ郡保安官事務所が、1本の通報を受けた。
「お父さんがお母さんを殴っている」という子供たちの話を聞いた保安官補らは、ただちに出動。民家に立ち入り確認したところ、うつ伏せの妻に馬乗りになっている男(38)を発見し、身柄を確保した。
傷口から溢れる血痕を拭ったのか、床には血まみれのナプキンが散乱。3人の子供(15、14、9)も自宅にいたが、無事だった。
■動画を撮影した末っ子
ただちに捜査を開始した当局は、末の子供(9)が凄まじいDVの様子を撮影したことを知って、確認作業を開始。6分以上もある長い映像には、妻の頭と顔面を殴り続ける男の姿が残っていた。
暴行の様子を見た子供のうち、娘が両腕を伸ばし母親を守ろうとしていたことも判明。これにいら立った男が娘の脚を叩いて払いのけ、直後に妻の顔面をカーペットに押し付けていたぶったことも、明らかになった。
■下された実刑判決
男は当初、妻に暴力を振るった覚えはないなどと供述した。血痕について聞かれても「さあ、分からないね」「どうして血があったんだろう」などと話していたが、子供が撮影した動画もあったことから、禁錮4年の実刑判決を言い渡された。
男には前科はないようだ。男と妻、そして未成年の子供ひとりが酒に酔っていたことも、公表されている。
■子供を心配する声が噴出
報道で事件について知った人たちからは、「子供たちの心の傷は一生癒えないだろう」「親のDVを目撃したなんて、かわいそうでならない」といった声が噴出している。
また判決については「甘い」と考えた人が多く、「きっともっと早く出所する」「家族はすぐに別の土地に引っ越したほうが安全だ」といった意見もネット上に書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)